ついにドラマは最終週に突入。本作の撮影は5月下旬から始まりましたが、丸3カ月、翼という役に向かいあった榊原さんにクランクアップ当日、この作品への想いを中心に、さまざまなことを語ってもらいました。
- ――今日で撮影が終わりますが。
- 「あと3シーンほど残っているので、今は何も言えないです(笑)。今日も(共演者の)メンバーの中に、『収録最終日だから頑張ろう』じゃなく、『最終回の撮影だから頑張ろう』って言ってる子がいて、そういう気持ちになれることってすごいな、と思いました。でも本当に今日で終わっちゃうんですかね? 実感が全然ないです」
- ――この3カ月間を振り返っての感想は?
- 「“3カ月”と言葉で表すと時の長さや重みを感じるし、1日1日がものすごく“濃厚”でした。撮影の間、素の自分に戻れた時間がどれだけあったのか、とも思います。ここまであまり経験のない“演技の世界”に飲みこまれて、もみくちゃにされて…。それでも、もがきながら今日の日にたどり着きましたが、どれだけすごい経験が出来たのかと思うと、もう感謝の気持ちしかないですね」
- ――榊原さんは「明日の光をつかめ」という作品と出合い、何をつかみましたか?
- 「言葉にすることは出来ないですけど…。『俺、めちゃふがいないな』と思うこともたくさんあったし、でもそのふがいなさも“光”だと思うんですよ。実は今日、最後に撮るシーンがたんぽぽ農場での場面で、クランクインしたときからずっと一緒だったメンバーが全員いるんです。みんなで『明日の光をつかめ』という作品の階段を登っていって、最後もまたみんなと一段上がれることがすごくうれしいんですよ。この作品との出合い、みんなとの出会いで、どれだけのものを得られたか分からないですけど、体には相当すごいものが染みついていると思います」
- ――最終週について、伺います。どんなところが見どころですか?
- 「台本を読んで、すごく温かな気持ちになりました。これまでいろんな人間模様が描かれてきましたが、視聴者の皆さんにも、それがこんな風に展開するとこんなにも心が温かくなるんだ、と思ってもらえるはずです。感動する場面も多々あるし、あと、ラストシーンはまさに『明日の光をつかめ』というタイトルにピッタリのものですよ」
- ――最初に比べ、翼はとても前向きになりました。心境の変化を表現するのは難しくなかったですか?
- 「もし翼の心の変化を表現することを難しいと思ってしまったら、そこから思うように演じられないことに対して逃げ道を作ったり、言いわけを考えたりしてしまう気がして。それは絶対嫌だったから、翼の感覚になることに集中しました。もともと翼って明るい男の子だったと思うんです。それが心が病んでしまい、閉じこもってしまっただけで。翼はたんぽぽ農場で仲間に出会い、支えられから変われたので、恩返しがしたい、という一心でいろんなことに前向きになれたんですよ。きっと」
- ――翼を演じる上で榊原さんが一番大切にしたことは何ですか?
- 「伝えることです。翼のセリフには、観てくれる皆さんに届いてほしい、という言葉がいっぱいあったので、それを伝えることを一番に心掛けました。撮影が始まった頃はしょっちゅう台本を読み返してたんですけど、最近は撮影前日に集中して読めば、セリフが入るようになったんです。『大切なのは気持ちなんだな』って実感しました。セリフもただ覚えるだけじゃなく、伝えるためにはどうすればいいんだろ?と考えられるようになったし」
- ――クランクイン当初、いろんなことに立ち向かう翼を通し、視聴者の皆さんにメッセージを送れたら、と言ってましたね。
- 「その想いは今もめちゃくちゃあります。HPのBBSに、『今まで学校に行けなかったけど、このドラマを見て行けるようになりました』という書き込みがあったんです。学校に行かない、というのはそれだけの理由があるからだと思うんですけど、その理由を差し置いても学校に行けるようになったなんて、こんなにうれしいことはないですよ。この作品と出合って、僕は人っていくらでも頑張れるような気がしているんです。この前まで普通の大学生だった僕がこうして昼ドラの撮影をやり通すことが出来たわけだし。人に限界なんてないんだよ。リミットなんてどこにもないんだよ。ということをこれからもみんなに伝えたいですね。何があろうと走ることを止めちゃダメなんだと」
- ――榊原さんはこれらも演じることを止めませんか?
- 「バラエティや歌の仕事もさせてもらっていますが、そのどれと同じくらいの懸命さで演技も続けます。俳優という仕事に対して、(松川)尚瑠輝が『正解のない仕事だ』って言ってたんですけど、演技って、演じる人それぞれに “色”というものがあることを今回実感しました。僕の“色”がどんなものかまだ分かりませんが、演技に正解がないなら、『こういう俳優になりたい』という理想や目標はいらなくて、型にはまることなく一つひとつの作品に向き合っていけばいいんだ、と今は思っています」
- 新選組リアン(榊原さん所属ユニット)オフィシャルブログ
- http://ameblo.jp/shinsengumi-lien/




