遙と翼の“逃避行”

 父、祐介から翼と会うことを禁じられた遙。彼女に会えない間も愛しい気持ちを募らせていた翼。そんな二人をたんぽぽ農場の子供たちが力を合わせて再会させましたが、離れがたくなった遙と翼は、一緒に町から姿を消すことを決意してしまいました。幸い、北山が二人を発見。大事にならずに済んだものの、未熟ながらお互いを想う遙と翼の気持ちを大切にしたい北山はついに祐介と正面からぶつかり、市場に野菜を出荷できないことに。  たんぽぽ農場の今後も非常に気になりますが、遙と翼がどんな風に距離を近づけていったのか、改めて振り返りたいと思います。さらにこの作品で一番ロマンチックだったと言える、浜辺で二人が夜明けを待つシーンはどんな風に撮影されたのかも紹介します。

遙と翼は偶然、同じバスに。運命の恋の始まり。

翼がバスで落としたクマのマスコットを届けるため、遙は「たんぽぽ農場」へ。

学校でいじめに遭い、遙の心の中でたんぽぽ農場と翼の存在が大きくなっていく。

父が取り仕切る市場で、たんぽぽ農場の立場が悪いことを知り、遙は心を痛める。

学校のことで悩む遙は翼と浜辺で偶然出会い、「もっと仲良くなりたい」と。

お互いの心の痛みを分かち合い、絆を深めていく二人。

交換ノートを開始。しかし遙の父、祐介が二人の仲を知り、裂こうと動き始める。

 浜辺のシーンの撮影は、はたから見ていると女性スタッフがかなり盛り上がっている様子です。撮影に向け、さまざまな準備をしている間も「好きな人とこんな設定で一緒にいられたら!」などと話す女性スタッフも。確かに、一晩中、好きな人と浜辺で波の音を聴きながら、夜明けを待つ…。なかなか“ありえない”シチュエーションですが、もし実現したら、生涯忘れられない思い出になりますよね。
 海沿いをゆっくり歩き、やがて浜辺に座る遙と翼。そんな場面から撮影はスタートしました。手をしっかり握り、言葉少なげに歩くだけでも広瀬さんと榊原さんは本当に絵になります。浜辺に座り、広瀬さんは榊原さんの肩に体を預けますが、どこか漂うぎこちなさもまた初々しくて。ここで榊原さんは、星座にまつわる話を。ゼウス、アポロン、オルフェウスといったギリシア神話でお馴染みの人物の名を挙げながらの長セリフは、きっと覚えるだけで大変だったはずです。
 リハーサルを終え、男性スタッフの一人が「こんなセリフ、絶対言えないよ(笑)。俺が言ったら逆に女の子に引かれちゃうでしょ。これは翼(榊原さん)だから許されるよね」と一言。「確かに」とうなずく記者でした。

広瀬さん
「ちょっと照れくさいですけど、こんな風に好きな人と一緒にいられたらいいですね。台本を最初に読んだときも“キター、これ!!”と思ったし (笑)、撮影中は胸がキュンキュンしてました。私はまだ15歳なので、こんな経験は当然ないですけど、遙の“恋愛力”を頑張って見習おうと思います」

榊原さん
「僕としてはまず、翼は本当に星が好きなんだな、と思いました。自分だったら、今日のセリフは照れちゃいますけど、翼は好きなことをしゃべってるだけだから、照れはないんですよね。もし僕がこんな風に恋人と過ごせたら、そりゃあうれしいですよ(笑)! これまでもこんな経験、あったかな…。う~ん、記憶にないっす(笑)」

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