
3月28日(金) 放送
崖から転げ落ちた宗一は気を失い身動き一つしない。
それから3日後…。手術が成功した久仁子は目の包帯が解かれる。目に光が戻りよろこぶ久仁子に、宗一が危篤だと告げられる。
久仁子は宗一のもとへ駆けつける。久仁子の目が見えるようになり、ほっとする宗一。宗一の赤ちゃんが元気に育っていることを久仁子は告げる。宗一は握りしめていた幸せのどんぐりを久仁子に渡す。小さな命が宿る久仁子のお腹に触れた宗一は、久仁子にプロポーズ。その心を久仁子は真摯に受けとめる。
その場で急遽、久仁子と宗一の結婚式が行われる。家族一人一人にどんぐりを手渡す宗一。どんぐりの歌が聞きたい、という宗一のために、涙声で必死に歌い続ける久仁子。二人はともに、綾子の願いで宗一が東京で暮らすことになり、久仁子が迎えに行った日のことを思い出していた。
久仁子の歌にうっとりと聞き入っていた宗一は、魂になって久仁子を守る、と息絶え絶えにつぶやく。やがて息を引き取る宗一。皆が泣き崩れる中、久仁子は必死に悲しみをこらえ、愛を与えてくれたことを宗一に感謝する。
宗一の仮通夜で、久仁子と雅子はこれまでの日々を振り返る。宗一と出会えた幸せをかみ締める二人。さらに雅子は、母親になる久仁子を励ますのだった。
それから6年。安宅高原ホテルはリニューアルオープン10周年を迎え、その日は記念のパーティーが開かれることになっていた。
副支配人のバッジをつけ、テキパキと働く久仁子。今ではホテルのフラワーアレンジメントを一手に引き受ける雅子も、今日は客としてやって来る。そんな彼女に挨拶するのは、久仁子と同じく副支配人のバッジをつけた譲二だった。
雅子と譲二に断って山小屋に行こうとする久仁子。山小屋の窓際に宗一の墓が作られていた。今日は宗一の誕生日でもあった。一緒に来た雅子に、久仁子は愛することこそ、生きることだと思うと語る。愛が生きる力を与えてくれると。二人は宗一の墓を見る。そこには支配人・安宅宗一と書かれたバッジと、どんぐりが一つ置かれていた。
やがてパーティーが始まる。従業員に混じり、ソムリエとして働く仁美の姿もそこにはあった。すると一人の少年が元気にやって来て、会場を駆け回る。この少年こそ、宗一の忘れ形見だった。やんちゃな息子に久仁子は笑いながら、声をかける「こら! 宗一」と。
