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インタビュー

MEGUMIさん(保井きり子役)

人物紹介

――今回、昼ドラ初出演ですが、ご感想は?
 「これまで経験がないほど次から次に撮影があります(笑)それも途中でシーンを切ることなく一連で。瞬発力が求められる現場だなぁと実感しています。水野(美紀)さんは私なんかよりはるかに分量があるのにNGを出さないので、ただただすごいな、と。
 ある意味、やりやすいんですよ。細かく切られるより気持ちを作る、という面では。ただ撮影する分量が…(笑)。それでも悔いの残る演技はしたくないので、自宅でも今回私が演じている保井の気持ちを考えたりしているし、現場でも集中力が切れないよう心掛けています。この作品は私にとってまさしく最高の修業の場です」

――MEGUMIさんはスタジオで拝見させていだいていて、集中力がある印象ですが…
 「自分で言うのもなんですが、あるほうだと思いますよ(笑)集中力だけじゃなく瞬発力も。ここまで演技と向き合うのは初めての経験なので、ドキドキの毎日ですね」
――実際に出演してみて、昼ドラの印象は変わりましたか?
 「昼ドラはドロドロと言いますか、主婦の方をワナワナさせる作品が多かったと思うんです。それに対して今回は台本が本当に骨太だし、スタッフの皆さんもまさにプロフェッショナル。そうそう簡単に作られる作品ではないと実感しています。それにこの作品はこれまでとは切り口を変え、新たな昼ドラを作ろうという意識がスタッフ、キャストの間にあるのでそういう作品に携われてうれしく思っています」
――作品のテーマに関しては?
 「お医者さんはどういう気持ちで日々、命と向き合っているのか。そこにはどんな感情があるのかすごく気になっています。日々誰かが生まれ、そして亡くなって。お医者さんだってプライベートで問題を抱えていることもあるでしょうし、その上仕事でも一喜一憂するわけですよね。お医者さんって相当タフじゃなきゃできない仕事だと思います」

――MEGUMIさんご自身、お仕事をしていらっしゃって、お子さんもいらっしゃいます。保井の気持ちだけでなく、滴の気持ちも分かるのでは?
 「保井は舞台となっている1985年でなく、今の時代ならもう少しうまく立ち回って仕事と家庭の両立ができたんじゃないでしょうか。仕事が好きだから結婚生活は諦めるというのは、今はないんじゃないかな…。百田先生のことはすごく胸が痛いです。私も彼女のような状況に置かれたら、自分はどうなってもいいので子どもを産むという選択をするかもしれません」
――自分の中に新たな命が宿ったと分かった瞬間、女性は変わるんでしょうか?
 「そうだと思います。私は妊娠が分かった時点で“母性”がむき出しになったんです。そこから今までの人格とは違った人格が芽生えたようでした。お腹に子どもがいることで、腹がくくれたし、大げさに言えば、この子を守るためなら自分の命なんて、というくらいの気持ちでした。だから百田先生の選択も理解はできます」

――この作品の中で保井はどんなポジションだと思っていますか?
 「作品のテーマがシリアスですから、どうしても重たくなる場面もあります。そんな中で保井は小児科医で子どもたちと一緒にいることも多いので、微笑ましいシーンも作っていけたら、と思っています。それに百田先生ってすごく純粋で、その素直な思いが周りの人たちにいろんな影響を与えますが、あまりにも一途ですよね。保井はそんな百田先生に比べれば俯瞰的にものを見ることができるので、視聴者の皆さんも保井の立場で作品を見ると、いろいろ気づくことがあると思います」
――では、冷静な保井は滴と良介の夫婦をどう見ていると思いますか?
 「百田先生が病気になる前は、という前提で言えば『ご主人が働かなくていいのかしら?』と思いつつ、百田先生がピュアの塊みたいな人なので(笑)、ああいう夫婦関係もありかな、と思っていたんじゃないでしょうか」

――ところで先ほど、保井は今の時代だったら、という話が出ました。今なら夫が働く妻をもっとサポートしてくれるでしょうか?
 「今も80年代も男性の気持ちって変わってないと思うんです。金銭的な面で問題なければ、奥さんには家にいて欲しい、家事に専念して欲しい、が本音じゃないですか。ただ、今は女性が強いから。それに言ってることも間違っていないので、ご主人からすれば『君がそこまで言うならいいよ』と折れているのが“ナウ”じゃないですか(笑)」
――この作品はMEGUMIさんにとってもいろいろ考える作品になったとのことですが、演技そのものに対しては、どう向き合っているのでしょうか?
 「東日本大震災以降、生き方そのものをどうすればいいのかと誰もが考えていて、それは私も同じです。簡単に出せなくても、そろそろ答えを出したい、というこのタイミングに“命”と正面から向き合うこの作品に出られたことは何か意味がある気がしています。演じるという事にもまだまだ答えは見つけられませんが、こうしてお芝居をさせてもらっているんだから、今回のような良い作品に出て、“良い役”と巡り会うことが大切ですよね。そしてがむしゃらに、いつまでもお芝居を続けていけたらいいなって思っています。義父(古谷一行氏)はあれだけキャリアがあるのに、未だに演技で満足したことがない、なんて言うんですよ。そんな話を聞くと、私はまだ女優として一歩を踏み出していないのかもしれない、と思うこともありますね」
  • 水野美紀さん(百田滴役) 前編
  • 水野美紀さん(百田滴役) 後編
  • 永井大さん(百田良介役)
  • MEGUMIさん(保井きり子役)
  • 長谷川朝晴さん(置田龍太郎役)
  • 辰巳琢郎さん(吉野晃三役)
  • 山本陽子さん(安藤ミツ子役)

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