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インタビュー

長谷川朝晴さん(置田龍太郎役)

人物紹介

――この枠のドラマはこれで4作目の出演とのことですが、今回の現場はいかがですか?
 「やっとこの枠の撮影のスピードに慣れました(笑)。今回は特に共演者の皆さんが、僕が自由に演じてもしっかり返してくださる方ばかりなので、演じていてすごく楽しいです。水野(美紀)さんとは本当に気持ちの良い“キャッチボール”が出来てますね。僕の悪送球もちゃんと受け止めてくれるし、彼女はいつもものすごい豪速球を投げてくれるんです(笑)」

――この作品では、感情の機微が丁寧に描かれていますが、演じる上で大切にしていることはありますか?
 「これまで出演させていただいた昼ドラって、極端な設定や場面が多かったんです(笑)。今回はそうでなく普段の感じ、日常感が大事なので、ナチュラルさが大切ですよね」
――プロデューサーが会見で、「長谷川さんが演じると、置田は滴に対して過去に恋愛感情があったような雰囲気が醸し出されて、とても素敵だ」と語っていましたが。
 「そう見えて光栄なのですが、正直な話、僕の中ではまったく(笑)。どちらかと言うと置田と滴は仲の良い兄妹のような関係ではないか、と思っているんです。良介のことも後輩だけれど、弟のように思っている感じで」

――長谷川さん自身が意識していなくても、置田と滴が深く繋がっていることが伝わる、というのは興味深いです。
 「僕なりに今、俳優としても一家庭人としても充実しているという自負はあります。自分の中の充実感が演技に幅を持たせ、人間としても成長させてくれているなら、こんなにうれしいことはないですね」
――今回は特にリアリティのあるドラマなので、長谷川さんのパーソナルな部分がセリフに投影されている面もあるんでしょうか?
 「それはありますね。どんなセリフにも自分の感じていることや感情がにじんでいると思います。演じていて、ふと思ったことがあれば、それを無理なく演技に織り込んだりしていますから」

――妹や弟のように大切に思っている二人に悲しい出来事が起きたのなら、置田も辛いでしょうね。
 「演じていて、僕は置田に人としての強さを感じているので、例え滴がこの世を去っても、いつまでも喪失感にさいなまれるのでなく、事実としてしっかり受け止めるんじゃないでしょうか。悲しみを悲しみのまま、マイナスで終わらせる人間でないと思います」
――以前、長谷川さんは「最近、“良い先輩役”が増えてきているんです」とおっしゃってました。年齢を重ね、役の幅が広がっていると思いますか?
 「それは逆ですね。年齢を重ねれば重ねるだけ、役の幅って狭まっている気がしています。若い頃ってどんな役でも演じられるような思い込みがある。でも、そう思っている時期に限ってそうそう仕事はないんですよ(笑)。“良い人役”っていうのは、自分でそう見られたい、と意識していても与えられるものではなく、作品を作る側の皆さんの中で、今の長谷川朝晴にはこういう役が合うんじゃないか、と思ってくださる方が増えているから、こうして演じる機会をいただけているんだと思います」

――“良い人”を演じる上でのやりがいや面白みとは?
 「良い人って演じるたび、難しいと思っていました。どこから役に近づいていけばいいのか分からないんですよ。いただいた役が何かしら傷を抱えていたり、トラウマがあったりすると、そこをフックに演じればいいのでとても助かるんです。負の部分のひだを刻んでいけばいいので。でも良い人はそういうものがないですから。せっかく良い人の役をいただいたのに、作品に“化学反応”を起こせず『何も爪痕を何も残せなかった』と自分としては悔しい気持ちのままで終わることもあり、そういう意味では置田も手ごわいキャラクターですね。それでも、日々命と向き合う厳しい職業に就きながら、悲しい出来事もポジティブな方向に変えられる彼の強さを表現したいし、視聴者の皆さんに『置田って自分の上司に似てるかも』とか『ウチの兄っぽいな』とか。身近な人に重ねて見ていただけるような存在感を出していきたいですね」

――ドラマについて、置田の目線で見どころを語っていただけますか。
 「世の中、大変は状況に置かれている方はたくさんいると思います。大切な方を亡くしている方もいるでしょうが、それでも人は前を向いて歩いていかなければいけない、ということじゃないですか。すごく大雑把なことを言っているかもしれませんが」
――確かに人生ってそういうものだと思います。
 「別にこの作品が声高にそういうことを伝えているわけではないですよ。でも置田にしろ、滴にしろ、良介にしろ、登場人物たちの生き様を見ていると、ポジティブな力強さをきっと感じていただけると思います」
  • 水野美紀さん(百田滴役) 前編
  • 水野美紀さん(百田滴役) 後編
  • 永井大さん(百田良介役)
  • MEGUMIさん(保井きり子役)
  • 長谷川朝晴さん(置田龍太郎役)
  • 辰巳琢郎さん(吉野晃三役)
  • 山本陽子さん(安藤ミツ子役)

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