花衣夢衣

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眞島秀和さん・長谷川朝晴さん 男二人対談

2008年06月18日

今回は、羽嶋将士役の眞島秀和さんと、安藤卓也役の長谷川朝晴さんの、男二人対談をお送りします。現場でもムードメーカーとして、雰囲気を和ませてくれたお二人。対談中も話は盛り上がりまくり!笑いの絶えない対談となりました。

――さて「花衣夢衣」の物語も終盤に差し掛かっていますが、これまでお互いが演じられたシーンで印象に残っている場面を教えてください。
【長谷川さん】
将士が卓也のとこに来る時は、いつもテンパってるんだよね…特に印象に残ってるのはつい最近の…。
【眞島さん】
真帆の居所を知らないか!って安藤の工房に押しかけるシーンですか(笑)。いやこっちは安藤の所にしかヒントがないと思って、ものすごいテンションで駆けつけてるわけですよ。
【長谷川さん】
あのシーンは印象深いね。素でぶん殴ってやろうかと思ったもん(笑)。
【眞島さん】
あれは自分でもよく殴られなかったなと思いますよ(笑)。
――眞島さんは、安藤さんのどのシーンが心に残っていますか。
【眞島さん】
そんなに派手な動きのあるシーンじゃないですが、安藤が真帆に「お前がどんな男と寝ようが関係ない」みたいなシーンあったじゃないですか。あそこは妙に印象に残ってますね。
【長谷川さん】
えーなんでだろ?
【眞島さん】
その時の安藤さんって、すごく作家っぽい雰囲気だったんですよ。プライベートに何があっても構わないけれど、いい作品を作り続けなければ許さないという、作家としてのプロ意識が集約されているような気がして。
【長谷川さん】
あー。全然考えてなかった(笑)。
【眞島さん】
いやぁ、カッコよかったですよ。
【長谷川さん】
もうセリフを噛まないように噛まないように、そればっかり気を付けてました。
【眞島さん】
いやいや「このセリフ、ものすごい気に入ってます」みたいな雰囲気、出てましたけど(笑)。
――(笑)
【眞島さん】
あと、安藤さんのシーンで、僕が印象に残っているのは弟子を追い出した時の…。
【長谷川さん】
あのシーンはリハーサルの時、弟子を殴った後に「出てけ!」っていうセリフを足したんですよ。そしたらそこから弟子が本当にいなくなっちゃった。
【眞島さん】
いなくなっちゃったって!(笑)
――では、次の質問ですが…。
【長谷川さん】
あ、ちょっと待って!ちょっと僕にもインタビューさせて(笑)!これだけは聞いておきたかったんだけど、将士を演じてて「一番、演じづらい!」って思ったシーンどこ?
【眞島さん】
それはもうアレですよ。真帆が布団に入ってきたと思ったら、それが澪で、そのまま澪を抱いてしまうっていう…。
【長谷川さん】
あそこか!アレは、難しいよね(笑)。
【眞島さん】
難しいですよ!でも、やるしかなかったです!
【眞島さん】
じゃあ僕も、同じ質問を。安藤を演じてて「一番、演じづらい!」って思ったシーンどこですか。
【長谷川さん】
安藤さんは正論しか言わない人だから、特にないなぁ…。あ、でも一回だけ、これは難しいと思ったのが、真帆への告白シーン。
【眞島さん】
あー。
【長谷川さん】
特に前振りもなく突然「結婚してくれ」みたいなこと言っちゃって! あのシーンだけ「ちょっと難しいです」って弱音を吐いたもん。
――それでは質問を変えて…役者としての眞島さん、長谷川さんを、お互いどう見ていらっしゃるかを聞かせてくださいますか。
【眞島さん】
じゃあ、ちょっと長谷川さん席を外していただけますか(笑)。
【長谷川さん】
なんだよー。何語るつもりだよ!
【眞島さん】
いやいや、でも真面目な話、長谷川さんは、本当に面白くて懐の深い方だなと思います。僕は今回初めてご一緒させていただきましたが、すごく助けてもらいましたね。緊張度の高いの芝居が多い中で、ふたりでカメリハ(カメラリハーサル)中にミニコントをやらせてもらったりして。
【眞島さん】
この男は、喫茶店のシーンで、店員の女の子にバナナを持たせて「これを安藤さんに渡せ」って言ったりするんですよ!
――(笑)
【長谷川さん】
女の子も「お待たせしました」ってバナナ持ってきて。だから僕も乗らざるを得なくて、バナナを食べながら安藤を演じたりとか…そのときはもうやりたい放題でした。
――じゃあ、振られたから仕方なくという部分もあったんですか。
【長谷川さん】
いやまぁ好きなんですけど。面白いんですけど。
【眞島さん】
しかし、あの店員さんはノリがよかったですね。
【長谷川さん】
うん、見事だった。
【眞島さん】
「お待たせしました」の言い方とか、すごい絶妙でしたね。
【長谷川さん】
スッとバナナを受け取って、僕も食べながら喋ると。
――現場は盛り上がったでしょうね(笑)。逆に長谷川さんは、眞島さんにどんな印象を持たれているんですか。
【長谷川さん】
スタジオでスタッフさんが「スタンバイ中ー!」とか「セッティング中ー!」って声を掛け合うんですけど、僕もそれを真似して声を張り上げてたんです。そしたら「今回は二人もそういうこと言う人がいるんだ」と言われて。それが眞島くんのことだった。まだ共演する前でしたけど、現場の空気を大切にする、同じタイプの人なのかぁと一気に親近感がわきましたね。
――確かに現場はすごく和やかな雰囲気でしたね。
【眞島さん】
我々が頑張った甲斐があったんじゃないですか!
【長谷川さん】
うまくいきましたねー。もう大変だったんだから!ネタ合わせしたりしてね。
【眞島さん】
物語的にはピリピリしがちなキツイ内容ですし…現場だけは明るい方がいいですよね。長谷川さんを巻き込んでしまって申し訳なかったです(笑)。
――それでは、役者としてお互いに、ここは長谷川さんにかなわない、眞島さんにかなわないという部分を教えていただけますか。
【長谷川さん】
そんなもん、いっぱいありますよ!
【眞島さん】
いやぁ、ないと思いますよ。長谷川さんが僕に対してなんて。長谷川さん、完璧だから。
【長谷川さん】
まーねー。完璧だけどー(笑)。いやでも、本当いっぱいありますよ。
――例えばどんな点でしょう。
【長谷川さん】
言葉にするのは難しいんですけど。なんていうのかなー。理解してもらえないかもしれないですけど、僕が感じたのは、なんかモニターで見てて、すごく…こう…。
【眞島さん】
本当は何もないんじゃないすか。
【長谷川さん】
いや、あるよ!うーん、ベタなシチュエーションというか、例えば時計を見てふと時間に気づくような何気ないシーンを、すごく大げさに自然に演じるのがうまいなと。
――大げさに、自然に、ですか。
【長谷川さん】
ですね。東海テレビの昼ドラでは欠かせない要素だと思うんですね。眞島くんは、それがすごく上手い。
――日常生活ではあり得ないような大げさな動きに、リアリティを持たせるということでしょうか。
【長谷川さん】
そう。眞島くんは、それをごく自然に演じられる。僕はそういうのが苦手で…。
【眞島さん】
えー、そうですかぁ。
【長谷川さん】
うん、だからそれはすごいなぁって思ってましたね。
【眞島さん】
僕はですね、安藤さんが誰かを見送るシーンの演技。あれには敵わないなーと。
【長谷川さん】
安藤は誰かを見送るシーン、多いからねー(笑)。
【眞島さん】
長谷川さんは、その時の感情表現がメチャクチャ上手い!
【長谷川さん】
えー。
【眞島さん】
人が独りになった瞬間にふと見せる表情。長谷川さんのその表情には「あー、なるほどなー」って思わされました。
――長谷川さんは以前のインタビューの際にも、自分の顔でシーンが切り替わる時は、特に感情を込めていると仰っていましたね。
【長谷川さん】
あぁ−(笑)。
【眞島さん】
ぼくにはしっかり伝わってますよ!
【長谷川さん】
お、いい観客!
【眞島さん】
いや本当、自分が苦手な分野だから、そこは素直にすごいな、と。
――それでは終盤に向けて加速する「花衣夢衣」の注目すべきポイントをお聞かせください。
【眞島さん】
将士のおちていくさまと、彼が彼なりに再生に向かう過程に注目してください。羽嶋家がどうなっていくか…ってところでしょうか。
【長谷川さん】
あ、僕が注目して欲しいのもそこ!
【眞島さん】
長谷川さんが見て欲しいのはアレでしょ。完璧な芝居(笑)。
【長谷川さん】
いやいや、やっぱねポイントは将士ですよ。もちろん主役は双子の真帆・澪ですが、今日は男二人で対談だからね。男としては、ああいう生き方を選んだ男の決着の付け方に注目して欲しいです。
【眞島さん】
将士は状況だけを説明すると「双子をふたりとも愛してしまう」最低かもしれない人間なんですが、ちょっと視点をずらして考えると、長い人生の中で、あの二人だけしか女性を愛していないんですよ。変わった男だなと思いますよ。
【長谷川さん】
確かに変わってる(笑)。
【眞島さん】
ある意味では一途なんですよ。まぁこんなこと言ったら非難されてしまうかも知れないですが(笑)。
【長谷川さん】
いや、でもわかるよ。まぁスナックのママに逃避したことはあったんですけど(笑)。
【眞島さん】
まぁ将士なりに若気の至りでカッコつけてた時期なんですよ、きっと。でもママには愛情ないって言ってますから。
【長谷川さん】
その割にはママのあしらい方はすごく上手かったけどね(笑)。
【眞島さん】
あれ、どこで覚えてきたんでしょうね(笑)。

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