インタビュー

里久鳴祐果さん(神楽瑠璃子役)

本作では奈緒子と志乃だけでなく、20代の瑠璃子にもスポットを当て、3世代の女性の価値観や生き方を描いています。羽田さん、野際さんの胸を借り、懸命に瑠璃子を演じている里久鳴さんの胸中とは?

――連ドラ出演は2作目ということですが。
「少し前まである連続ドラマで主演をさせていただき、撮影が終わってから1カ月ほどでこの作品の撮影に入りました。ほとんど休むことなく2作連続で連ドラに出演できて夢のようです。瑠璃子という役を与えていただいたことに大大感謝しています」
――初の連ドラで主演、2作目で羽田さん、野際さんと一緒のシーンが多い役柄、ということでプレッシャーもあるのでは?
「私くらいの演技の経験しかない人間だったら誰だって瑠璃子を演じたいと思うだろうし、プレッシャーも相当感じると思います。現に私がそうですから(笑)。でも最初のリハーサルのときからスタッフ、キャストの皆さんの雰囲気がすごく良かったんです。すぐに“チーム”として一つになれた、というか。そのおかげで、私もすぐ瑠璃子に近づけました。もちろん今でもプレッシャーはものすごくあります。ただ、そんなプレッシャーを羽田さんや野際さんがいつもほぐしてくださるんです」
――それはどんな風にですか?
「羽田さんはとにかく可愛らしい方です。それに一緒にいると、私の気持ちまで優しくなれるような方ですね。野際さんは本番前、私が緊張でガチガチになっていると、何でもない会話をしてくださるんです。それだけで私も肩の力を抜くことができます。野際さんとはご一緒のシーンが多いんですけど、私は特に家族みんなでお夜食を食べる場面が大好きです。リハーサルのときから心がホッコリするんです。みなさんといろんなことを話して、笑って…。たぶん、私も素でリラックスした表情になっていると思うんです。視聴者の皆さんにも、あの場面のほのぼのとした雰囲気が伝わるといいなって思ってます」
――ONの瑠璃子とOFFの瑠璃子ということでしたら、着物の場面とプライベートでの私服の場面で、何か違いはありますか?
「着物姿でこれだけ長時間お芝居をするのは初めての経験ですけど、着付けのたび、胸が“ウッ”となってます(笑)。でも背筋がピンッと伸びますね。常に緊張感も持てるし、瑠璃子スイッチが入ります。洋服の場面は多分顔つきからして、着物のときとは違うと思います。やっぱり楽ですから。ただ、表情がユルみすぎないよう、気をつけているんです(笑)。私は瑠璃子を演じる上で、洋服を着ているときの場面って実は大切だと思っているんです。というのも、仕事のときは若女将として精一杯頑張っていますが、洋服のときはプライベートなので、瑠璃子の年相応らしさを表現できる数少ない場だと思うので」
――瑠璃子は良樹に想いを寄せている設定ですが。
「恋愛の部分も瑠璃子の一面を表現できる大切なところですよね。台本を読んでいても、“キャッ”となります(笑)。あまりに瑠璃子が純粋なんですよ。私はホームドラマに出演するのは今回が初めてなんですけど、こういう温かさがとても好きだし、それと同じように瑠璃子の恋愛の場面の可愛らしさも微笑ましてく大好きです」
――そもそも瑠璃子のような女性をどう思いますか?
「良い子過ぎです、瑠璃子は! セリフを言っていても、『なんでこんな出来た子なんだろう』っていつも思ってますから。お母さんが亡くなってから弟や妹のお母さん代わりになって、旅館の修行もとことん真面目で。プライベートな時間はあるのか、お友達とゆっくり話す時間はあるのか、とドラマの役なのに心配しています」
――里久鳴さんと瑠璃子に共通点はありますか?
「嘘をつけないところだと思います。瑠璃子は奈緒子さんが来て、心から『うわ~、うれしいです!』と喜んでいるし、今後の展開で、もしやライバル? となったときも自分の心に素直なリアクションをします。私も同じで思ったことがすぐ顔に出てしまうタイプなんですよ。時には本当のことを言わないほうがいいときってありますよね。それができなくて…。」
――その純粋さを大切に、瑠璃子役を最後まで頑張ってください。
「私自身、この現場にいられることが夢のようなんです。家族も応援してくれているし、楽しみにもしてくれているので、絶対最後まで頑張ります! この作品と出合えたことの喜びは、まだまだ語り尽くせないくらい、胸の中に一杯あります」
里久鳴祐果オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/rikunayuka/