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制作発表

10月中旬、本作の制作発表が行われました。W主演の羽田美智子さん・野際陽子さん、そして里久鳴祐果さんが色とりどりの美しい加賀友禅をまとい登場。さらに会場には加賀から届けられた本物の花嫁のれんが飾られ、こちらも目を引いていました。

皆さんのコメントを紹介します。

羽田美智子さん(神楽奈緒子役)
「元気一杯に奈緒子を演じております。脚本を読ませていただき、『登場人物、一人ひとりがしっかり描かれているな』と感じ、これがおもしろい作品の秘けつなんだと実感しています。今回、私にとって芸能界の母のような存在であり、ずっと憧れの存在だった野際さんから『一緒に頑張りましょう』と声を掛けていただき、花嫁のれんならぬ“昼ドラのれん”をくぐる覚悟で、この作品への参加を決めました。今は奈緒子さながらに『この作品を乗り越えて見せる』という気持ちで演じております」

野際陽子さん(神楽志乃役)
「志乃は加賀百万石のプライドを持ち、老舗旅館を盛り立ている女性。一見怖そうですが、根は家族思い、従業員思いであり、板長である夫が支えてくれているからやってこられた、と思っている素敵な女性です。昼ドラ出演を決め、今は何とか最後までやり遂げよう、という気持ちのみです。もちろん、現場は楽しいです。何と言っても羽田さんがハードなスケジュールにも関わらず、相当な“天然ボケ”を連発して和ませてくれているので(笑)。ドラマは本当に心温まる、心癒される作品です。どうぞ楽しみにしていてください」

里久鳴祐果さん(神楽瑠璃子役)
「瑠璃子は若女将として、日々女将修行に励んでいます。私も大大先輩の皆さんにいろいろと助けていただきならが、瑠璃子に負けないよう最後まで頑張ります!」

内田朝陽さん(藤沢良樹役)
「撮影に入る前、友禅染めの修行をさせていただきました。すごく難しいと思いましたが、良樹は花鳥、山水に惹かれ、金沢の土地や人々を愛している人物です。良樹から加賀の持つ良さの一端を伝えられたら、と思っています」

烏丸せつこさん(谷本照子役)
「照子はヒロインをイビる、ホームドラマの定番のようなキャラクター。話が進むつれ、過激にコミカルに奈緒子さんをイビらせていただきます。その姿を楽しんでご覧下さい」

小林すすむさん(神楽伸也役)
「(烏丸)せつこさんとはコンビを組むような設定で、今はせっちゃんと呼ばせていただいています。でもこの前、携帯の赤外線通信をしようとしたら、出来ませんでした。……。それだけですが、こういう場でお笑いを求めるコメントは難しいですね(笑)」

山本圭さん(神楽辰夫役)
「板長だけに『花嫁のれん』という料理の味を変えることなく、無事に辰夫役を務めさせていただきたいと存じます」

会見の終了間近、本作が幅広い世代のキャラクターが登場するホームドラマということで、瑠璃子の弟・翔太役の草川拓弥さんと妹・幸役の木村真那月さんも登場しました。

草川拓弥さん(神楽翔太役)
「翔太は姉思いだけれど、若干反抗期です(笑)。お父さんとの会話がおもしろいと思うので、観てほしいです」

木村真那月さん(神楽幸役)
「幸はお母さんはいないけれど、家族や旅館のみんなに可愛がられ楽しく暮らしている女の子です。撮影はとても楽しいです。話もいろいろなことが起きて楽しいです。皆さん、ぜひ『花嫁のれん』を観てください!」

 木村さんのコメントを聞き、羽田さんは「今日の出席者の中で一番しっかりしている」とコメント。ドラマの内容と同じく、終始温かな笑いに包まれた会見となりました。

 最後に、ドラマの舞台となる老舗旅館「かぐらや」の手作り感あふれる法被を着て登場した市野直親プロデューサーのコメントを紹介します。
「この作品は老舗旅館を舞台にしたホームドラマです。原作・脚本を手掛ける小松(江里子)さんや他のプロデューサーと加賀にロケハンに行った際、本物の花嫁のれんを見せていただきましたが、美しい図柄がいろいろあるなかに、山や岩や波が描かれたものもありました。これは、『一度くぐったら、なかなか戻ってこないように』という両親の娘を想う気持ちが込められているとうかがいました。そこにある、人が人を温かく想う気持ちに強く心を打たれました。このドラマでは、そんな幸せを願う気持ちや、日常生活の中で忘れがちな覚悟、勇気、そして元気をテレビの前の皆様に感じていただければ、と思っております。寒くなるこれからの季節。この冬一番の温かなドラマを目指しております。ぜひ30分を楽しんで頂きたいと思っております。」