――「花嫁のれん」に出演されて、いかがでしたか?
「花嫁のれん」はすごく人気のある作品ですし、第1シリーズは私も一視聴者として拝見していたので、最初は自分がこのドラマに出演することがちょっと信じられなかったんです。しかも、羽田さん、野際さんをはじめ、本当に大好きな俳優さんたちに囲まれての撮影だったので緊張もしましたが、スタッフ、キャストの皆さんがとても温かく迎え入れてくださったので本当にありがたかったですね。
――ご自身が演じている千里には、どんな印象を持ちましたか?
最初に台本を読んだ時は、ホントにもう不幸のどん底に陥った女性だなと思いました。しかしそんな状況の中でも、彼女は決して希望を捨てていないと感じたんです。だから私自身も、今、千里の目の前にある試練は、千里と宗志の明るい未来につながっているんだと信じて演じていました。
――息子・宗志役の庄司龍成さんとは、普段どんなふうにコミュニケーションをとっていますか?
龍成くんが好きなヒーロー番組の話をしたり、一緒に遊んだりしています。まだ幼稚園の年長さんなので、撮影以外のところではお菓子の箱を抱えて走り回ったりしていて(笑)、ごく普通のかわいい男の子なんですけど、いざ本番が始まると、すぐに集中して監督さんの指示通りにお芝居をするんです。その切り替えが本当にすごくて。
あと、お芝居をしている時も変に緊張していないというか、とても自然体なので、龍成くんと一緒にいると落ち着くんですよね。龍成くんのおかげで、私も自然と役に入り込めているような気がします。
――宗佑の隠し子騒動など、最終回に向けて物語の重要なカギを握っている千里ですが、彼女の視点からクライマックスの見どころを教えてください。
奈緒子さんをはじめ、『かぐらや』のみなさんに出会った千里が今後どう変わっていくのかも、ハラハラドキドキしながら楽しんでいただけたらなと思います。