能登の漁師町出身の女将塾生。志乃や仲居たちからは、「鈍で雑」と劣等生の烙印を押されるが、明るく前向きで一本気な性格の彼女は、めげずに修行に挑む。亡き祖母の漁師民宿を再開するのが夢で、おもてなしの心をかぐらやで習得しようとしている。母親代わりだった祖母を尊敬しており、祖母の口癖だった『勘働きに休日無し』という言葉が座右の銘。