東海テレビ・フジテレビ系全国ネット「オトナの土ドラ」シリーズ第31弾
2021年1月9日スタート「その女、ジルバ」

2021年1月9日(土)~3月13日(土)予定<全10話>
毎週土曜日23時40分~24時35分


企画概要

うまくいかない現状やその先の老後…30代後半に差し掛かる頃に、多くの女性が感じ始める様々な不安。

どこにでもいる40歳の働く女性が、このドラマの主人公です。

 

笛吹新(うすい あらた)40歳。

結婚相手とは直前に破談になり、以後は相手に恵まれず、会社でも年齢を重ねるごとに肩身が狭くなり、ついに左遷。

歳を取るとは色々諦めること、どうせこのまま何も変えられない…

 

そんな時に目にした「ホステス募集 ただし40歳以上!」の張り紙。

“何かを変えたい。変えないと、私は私の人生を嫌いになってしまう!!”……新は思い切ってそのBARの扉を開く!!!

 

扉の向こうにいたのは自称50代~80代までの元気な高齢ホステスたち!

おいしい料理と軽快なトーク、さらにパワフルなダンスでおもてなしをする特別な空間だった。

戦前戦後、昭和、平成、令和へ、どんな時代も明るくポジティブに生きてきた彼女たちの姿を見て、

新も少しずつ輝き始め、職場でも仕事の取り組み方が変わっていく!

さらにそんな彼女の前向きな姿を見て、BARに来た客や、

同じ境遇だった職場の同僚たちもどんどん生き生きとし始める!

 

笑って、踊って、転んだらまた笑って…

気が付いたら80年。人生は楽しまなくちゃ!

 

今の社会を覆う言いようのない閉塞感。

そんな問題山積の今だからこそ、これまでの価値観をがらりと変える歴戦の熟女たちの言葉と、

現実を素直に受け入れ、前向きに生きはじめるヒロインの姿は見る人に、勇気と生きる力を与えてくれるのです!

 

平均寿命80年と言われる今、訪れる人生の長い午後…

勇気を出して一歩を踏み出せば、

そこには、大きな世界が広がっている! 

 

2021年のスタートとなる1月。

思い切り笑って思い切り泣ける人生賛歌のドラマをお届けします!!

相関図

主演・池脇千鶴コメント

【役どころ】

福島県出身。

大手百貨店でアパレル店員として働いていたが、

「姥捨て」と揶揄される物流倉庫へと左遷された負け組OL

人生折り返し地点にして、男なし、夢なし、プライドもなくなった。

「変わりたい!」と飛び込んだ熟女バーで、「ギャル」「小娘」「ピチピチ」とからかわれるが、悪い気はしない。

戦後の焼け野原から裸一貫で店を育ててきた女傑たちにインスパイアされ、大きな変貌を遂げていく。

店での源氏名は「アララ」。

 

【コメント】

原作がおもしろかった、というのが出演を決めた大きな理由です。ドラマに出演するのはすごく久しぶりで、主演は9年ぶりです。女性で主演ができることは、ありがたいなと思います。

ドラマの台本は原作をギュっと抜粋している分、一つのシーンがすごく長かったり、皆さんとのいろんな会話が何ページもあったりするので、久々にドキドキしました。

私が演じる新は、引っ込み思案で、失恋もしていて、自分に自信のない女の人。“猫背気味”というか、あんまり人としゃべるのが得意じゃない、そういうところを演じられればいいなと思っています。

共演者に、お姉さま方が多い現場も初めてです。皆さんとても明るくて、わたしよりもパワフルで、キャッキャキャッキャと声が聞こえてきます。「寒くない?」「ちゃんと寝られてる?」といつも気遣ってくださったり、励ましてくださったり、すごく和気あいあいとしています。

「その女、ジルバ」は、キラキラした恋愛ものではなく、酸いも甘いも乗り越えてきた人たちが描かれている作品です。見ごたえもありますので、夜ふとテレビつけた方が引き込まれる作品になると思います。ぜひご覧ください。

原作・有間しのぶコメント

あちこちでお話ししたことですが、「その女、ジルバ」は連載開始から終了まで、

本当にたくさんの方に支えていただいた幸福な作品でした。

それが今回は憧れの脚本家吉田紀子さんのシナリオで、

大好きな女優さん俳優さんが目白押しで出演のドラマになるとは、

まだふわふわして信じられない思いです。

マンガの連載中に色々な方に取材し、また、寄せられたご感想を読んで痛感したのは、

世の中にはなんて多くの人が「あんまり報われないけれど、

自分は自分に正直にやっていく」と肚をくくっているんだろうということでした。

声高でもなく、本人は手柄とも思わず。

でもその矜持の美しさに、心の中で頭をさげることが多くありました。

このドラマは、そうした想いをなにより大切に、手の中に包みこんでくれています。

きっととても素敵なドラマになると、私が一番楽しみにしています。

ご一緒にご覧頂けましたら幸いです。

プロデューサーコメント 遠山圭介(東海テレビ)

辛いことが多かった2020年、明けた2021年はポジティブに歩める一年になってほしい。そんな思いで制作している「その女、ジルバ」。平均年齢70歳以上、40歳未満のホステスはお断りという高齢熟女バーで繰り広げられる、笑いと涙のエンターテイメントです。

 

原作を初めて読んだとき、どんな困難も明るく笑い飛ばす熟女ホステスたちのパワーに圧倒されると同時に、勇気を出して一歩を踏み出し、前向きに人生をリスタートさせる主人公の素直な心に惹かれました。

 

笛吹新役をお願いする池脇千鶴さんは、当初からこの役にぴったりだと考えていましたが、実際に撮影がスタートすると、その期待を何倍をも上回る“新”っぷり。まさに原作マンガから飛び出してきたかのようです。さえない生活を送っていた女性が、シンデレラのように見違えて人生が変わり始める。池脇さん演じる“新”が“アララ”へと強く美しく変貌を遂げていく様は、必ずや見る人の胸を打ち、共感できるはずです。

 

「ここで今までと全くちがう何かをしないと、あたしは、自分の人生を嫌いになってしまう」

原作にも登場する、とても好きな台詞です。

“何か”をしなければいけないと焦っているけど、その“何か”がわからない。

そう思っている方、まずはこのドラマを観てみてください。

どんな逆境にもめげずに明るく生き抜いてきた熟女たちのパワーと、前向きな人生を歩み始める新の姿に、きっと勇気をもらえるはずですから。

新年の土曜の夜、思い切り笑ってホロリと泣け、明るい気持ちにさせてくれる素敵なドラマをお届けします!

あらすじ

―――時は2019年―――

大手百貨店の倉庫で働く彼女は恋人なし、貯金なし、老後の安心なしの人生崖っぷち。
いわゆる負け組OL、笛吹 新(うすい・あらた)40歳は、
リストラで希望の職場も追われ、夢も、仕事も、結婚も、全部諦めかけていた……。
しかし一軒の店との出会いが、新の人生を大きく変えることとなる。
伝説のママ・ジルバの店 BAR OLD JACK & ROSE
―――「採用条件、40歳以上」――

終戦直後から、夜の世界で生きてきたホステスたちの超高齢BAR。
平均年齢は70歳以上。
そこに訪れるお客が求めるものは、癒し、母性、叱責、そして美味しい料理――
昭和、平成、令和。修羅場ニッポンを生き抜いてきた女たちが、
最高の料理と最高のおもてなしで、常連客たちを迎える。

「これまでの人生を変えたい!」と、思い切ってその店で働くことを決意した新。
やがて、価値観の違いに衝撃を受ける!
“最年少”ホステス・アララとして、「そこの若いの!」「このギャル、誰の孫だい?」
「ピチピチしてるからっていい気になるんじゃないよ!」等々いじられ、壊され、挫折しながら、
ラテン系熟女たちの活気とエネルギーにあふれた空間で、大きく成長、
忘れていた大切なものを取り戻していく!
意識が変われば、自分が変わる。自分が変われば、周りが変わる。
人生の折り返しともいえる40歳を機に、新の人生は彩を得ることになる!

そんな中、このBARを作った伝説のママ・ジルバの壮絶な過去も明らかに!
ブラジル移民で戦後家族を失い、絶望の中、必死に立ち上がったジルバ。
その思いがBAR OLD JACK&ROSEには残されていたのだ!

「早いうちにオンナ捨ててちゃダメでしょ! 捨てていいのはミサオとカコよ!」
「この世には、私達は遊びに来たの。笑って、踊って、転んだらまた笑って――
それであっという間に80年よ♪」
「幸せなのは良い人でも悪い人でもない。心が身軽な人よ」

どんな苦境でも前を向いて生きていくための珠玉の言葉の数々!
昼と夜、二足のワラジで働く新(あらた)のシングルライフに、どんな変化が訪れるのか!?

“高齢BARへ、いらっしゃ~い! あなたの人生、輝かせてあげるから!!”

放送概要

放送日時 2021年1月9日(土)~3月13日(土)
毎週土曜23時40分~24時35分(予定)
放送回数 全10回(予定)
企 画 市野直親(東海テレビ)
原 作 「その女、ジルバ」
(有間しのぶ、小学館「ビッグコミックス」刊)
脚 本 吉田紀子
※ドラマ:「Dr.コトー診療所」シリーズ、「忠臣蔵~四十八人目の忠臣」、「片想い」
 映画:「涙そうそう」「ハナミズキ 他
音 楽 吉川 慶 HAL
監 督 村上牧人 根本和政 ほか
プロデューサー 遠山圭介(東海テレビ)松本圭右(東海テレビ)
雫石瑞穂(テレパック)黒沢 淳(テレパック)
制 作 東海テレビ テレパック