鹿男あをによし
第10話・・・3/20

小川孝信(玉木宏)は、堀田イト(多部未華子)から受け取った”目”=銅鏡を、平城宮跡の朱雀門近くの草の上にそっと置く。それを、藤原道子(綾瀬はるか)、鹿、鼠が見守る。最後まで私欲をむき出しにした小治田史明(児玉清)は、離れた場所で放心したように座っている。
 そして「さあ、儀式を始めよう」という鹿の呼びかけで、いよいよ儀式が始まる。
 草の上に置かれた銅鏡に堀田が大仏池で汲んできた水を注ぐと、水面の中央に映った満月が小さな点となり光を反射させる。それを鹿が舐めると、水が満月に吸い寄せられるように集まり、やがて光る球形となっていく…。想像もしていなかった神秘的な儀式を、小川たちは息を殺すようにして見守る。さらに、鹿から、鹿、狐、鼠と卑弥呼との関係を聞き、いっそう神々しい気持ちになる。やがて、鯰(ナマズ)を鎮めるためのすべての儀式が無事に終わる。
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