第574回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
平成29年10月10日(火)
2.出席者
出席委員
浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、大松利幸委員、金子慎委員、川谷陽子委員、黒野友之委員、林寛子委員、福谷朋子委員、松原和弘委員、山岡耕春委員
社側出席
石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、小島浩資専務取締役(総括)、春田亮介常務取締役(コンプライアンス担当)、祖父江茂樹取締役編成局長、喜多功取締役報道局長、富田守男コンプライアンス推進局長、深川辰巳スポーツ局長、川瀬隆司制作局長、岡田健嗣制作局次長兼制作部長、田中克典東海テレビプロダクション ディレクター
3.議 題
- 10月改編、青少年向け番組、放送番組の種別について
- 東海のイイとこみんな教えて!ロンブー淳のスマホ旅
世界に誇る無形のかたち ユネスコ無形文化遺産 犬山祭
平成29年8月26日(土)午後4:00~午後5:00放送(60分番組)を審議 - 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(9月分)
- その他
4.議事の概要
1.10月改編
月曜午後9時「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」、火曜午後9時「明日の約束」、木曜午後10時「刑事ゆがみ」、土曜午後11時40分「<オトナの土ドラ> さくらの親子丼」等、自社制作および全国ネットの新番組について概要を報告しました。
青少年向け番組
「すくすくぽん!」「祭人魂」「ドラHOT+」「VS嵐」「ライオンのグータッチ」「ボクらの時代」「ミライ☆モンスター」「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」の9番組を青少年向け番組に指定したことを報告しました。
放送番組の種別
4月-9月期の番組の分類ごとの放送時間と10月期の番組の分類、4月-9月期のCMの放送時間量を報告しました。
2.審議番組について委員からは
- あっという間に1時間が過ぎて飽きさせない展開だった。岡崎編は第5弾ということで、シリーズとしての安定感があった。
- 岡崎に限定して情報がどれだけ集まるかと思ったが、ソーシャルメディアが普及しているからこそできる企画だ。ソーシャルメディアの拡散力はすごいと感じた。
- 紹介された場所が様々で、夕方のゆったりした時間に子どもから大人まで見られるバランスの取れた構成だと思った。親しみやすいロンブー淳さんだからこそ成立する番組だと思った。
- 台本なしのハプニングやドキドキ感があり、何が起こるか分からないという意外性があって面白かったが、番組を構成するのは大変だったのではないかと感じた。
- 岡崎だからといって徳川家康関連の場所が出てくるわけではなく、ロンブー淳さん独特の感性で、普段テレビで扱われないディープな場所が紹介されていて面白かった。
- スタッフの笑い声が気になった。
- スマホ画面の文字が少し小さく感じたので、もう少し見やすくしてもらいたい。
- 歩道橋から地味にスタートした番組に大丈夫かな?と思ったが、だんだん面白くなり、最後の小学校の合唱シーンでは胸が熱くなった。町探訪モノはいろいろあるが、SNS情報をもとにしたこの番組は、他番組と一線を画すものだった。
等、貴重なご意見をいただきました。
これに対し、社側からは
- この番組一番の魅力はリサーチも仕込みもない中での1つのハプニング性であったり、ガイドブックにはないようなところをご紹介できるという点。
- 番組の作り方は、ロケ日10日ほど前に、ロンブー淳さんにロケ先を連絡。淳さんには岡崎の皆さんを中心に「今度スマホ旅で岡崎に行くので何か情報があれば下さい」とツイッターで呼びかけてもらう。ロケ先は届いた情報の中から、ロケ当日に淳さんが決めている。
等、番組制作に関し説明がありました。
この他、委員と社側の間では
Q.花火会場で花火見物用のブルーシートが突然出てきたが、どのような経緯で出てきたのか?
A.収録中に「見物場所をとろうという話になり、別の場所でロケをしている間に、番組スタッフが買ってきたものだった。
Q.小学校で校歌を合唱するシーンについて、校庭の使用許可や、人集めなどはどのように行ったのか?
A.学校の集合時間2~3時間前に淳さんかSNSでつぶやいてもらった、その直後、番組スタッフが情報提供者にも連絡をとりながら、小学校側と交渉し校庭の使用許可をいただいた。この番組をやってきて一番思うのが拡散力。あれだけの方々に集まっていただき、ほんとうに地域の方々に恵まれてロケができていると感じている。
Q.ロンブー淳さんは、普段はどのような方なのか?
A.誰に対しても気さくに話してくれる方。淳さんの魅力は、いいことばかりではなく、よくないこともちゃんと「本音」で話してくれること。「ここをもっとこうしたら楽しくなるのにな」等、意見を交えて言っていただけるので、刺激になっている。
等の質疑応答がありました。