17 鳥羽潤さん(葛原陽平役)6月28日(月)更新

――難しさを痛感した真彦役
 この4ヶ月間は怒涛のような日々だったので、真彦を演じていたのは遠い昔のことのように思えます。今思い返してみると、1部の時の真彦は、凛子への想いが紅子へ流れていく心情の変化が難しくて、ついていくのが正直やっとの状況でした。でも2部になってから、役に慣れてきたということもあり、“真彦らしさ”というものがクリアに見えてきたような気がします。

 2部では紅子か、自分の子供である眞一と麗華か、という選択も難しい問題だったとは思いますが、真彦の優しさが表れた部分ですよね。僕はまだ子供を授かったことがないのでわかりませんが、子供がいる人にとっては、やはり子供が宝になるのではないかと思いました。

 真彦にとってのラストシーンを、初めて台本で読んだ時はびっくりしました。銃に撃たれて死ぬのかな…と思っていたので、あのような死に方をするとは想像していませんでした。でも彼らしい死に方だったのかなと思いましたけれど…。
 あのシーンの撮影は、潮風がきつくて大変でしたが、大先輩の野村さんと一緒にお芝居させていただいて、楽しかったです。野村さんはまさに“役者さん”だと感じました。撮影の合間も一人で集中なさっていて、自分の中でどんどん役を作って役に入っていく姿を拝見した時、見習わなきゃいけないなと思いましたね。 

 真彦の真っ直ぐさや青年らしさなど、僕自身には真彦の要素がまったくありませんでしたから、みんなが思い描く「真彦」に僕が近付いていくつもりで演じていました。でもそれは本当に難しかったですね。昼ドラは3本目なのですが、今回は難しさを痛感しましたよ。でもそれでも何かできたらと頑張って乗り切りました。
――心と頭を繋げる
 真彦に比べると、陽平の方が演じていて楽です。ただ、キャストのみんなは真彦を演じている自分を知っているので、陽平が初めて登場するシーンのリハーサルをした時は、すごく恥ずかしくなってしまい、緊張しました。一瞬殻に入っちゃった時もありましたね。でも、それもまたいい経験になったと思います。

 陽平という男は、結局いい奴ですよね。紅子が惚れるわけですから。初めは紅子を騙そうとしていますが、底の部分は真彦みたいに真っ直ぐな男。また、紅子に「おまえは私に似ている」と言われるように、紅子みたいな強さを持っている人だと思います。

二役演じるにあたって、真彦と全く真逆のキャラクターだったら演じやすいのですが、陽平にも真彦の要素があるので、ちゃんと別人に見えているかどうかという不安はあります。真彦の時にも陽平にも「あんまり遅いから何かあったのかと心配したぜ」というセリフを言う場面があり、同じことをどんな気持ちで言えばいいのか、監督と話し合ったりしました。僕は心と頭が繋がらないと演じることができない人間なので、そこを繋げる作業が大変でした。

また、陽平は「~だぜ」という語尾が多いので、その言い回しは難しかったですね。普段「~だぜ」という言葉使いはしないので、いかにナチュラルに言うか苦心しています。
――男は強くないからこそ、優しく
 陽平は紅子が真彦のことを好きでも、そんなことは気にせず、そういうことも乗り越えて愛していますが、男はどちらかというと、みんな藤堂のように嫉妬心が強いんじゃないかな。逆に女性の方が陽平のようにあっさりしていると思いますね。女性は子供を産みますし、強くなきゃ生きていけない生き物なのではないでしょうか。一方男は強くなければいけないと見られがちだけど、実際は強くない。だからこそ逆に男は優しくなきゃいけないのだと思っています。

 僕自身やはり恋人の過去を気にしないと言ったら、嘘になりますね。例えば彼女の前の彼氏が年収5億とかだったら、「ええ、無理です」って思ってしまうかも(笑)。でも、過去がどうだから嫌い…ということではなく、過去もひっくるめて愛せるかということが重要なんだと思います。
 若い頃はこんな外見の女性が好きとか、理想のタイプもありましたが、今はそんなこと考えもしませんね。年上でも年下でも年齢に関係なく魅力的な人はいますし、結果を出している人も、結果を出していない人も、素敵な人は素敵だと思っています。
――皆さんの心に響く最終週に!
 この作品では、煮え切らないところもあったけれど、真面目で素敵な真彦という役を最後まで演じさせていただきましたし、なおかつ「そんなの大丈夫だよ」と全部言える強さを持っている元気な陽平も演じさせていただき、貴重な体験ができたと有難く思っています。
 視聴者の皆さんも昼の30分間というのは忙しい時間帯だと思うのですが、この3ヶ月間毎日見てくださって心から「ありがとうございます!」と言いたいですね。最終週は皆さんのご期待に応えられるような頑張りができたと思っています。皆さんの心に少しでも何か響いたらいいなと思っていますので、ぜひ見てください!
鳥羽潤オフィシャルブログ「僕」
http://ameblo.jp/toba-jun/

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