東海テレビ昼ドラの“ドロドロ路線”を確立した『真珠夫人』や『牡丹と薔薇』を経て、再び東海テレビの王道“ドロドロ愛憎劇”が復活します。しかし、今作のヒロインは苦境を耐え忍ぶ悲劇のヒロインではありません。何も、誰も、切り捨てない。自分の人生も諦めない強さを持った女性です。そんな昼ドラ史上最も強いヒロインを安達祐実が熱演します!
人間の強さの根源は「愛」。人は愛することで強くなり、愛されることで安息を得ます。100年に一度の不況と言われている現在、自分の生活を守ることに必死で、他人の人生を顧みる余裕などないかもしれません。しかしこんな時代だからこそ、守るべき絆があるはずです。
昭和12年。四民平等と謳われながらも、いまだ身分の差が激しい時代。貧しい大工の娘、山田紅子は食べ物を盗むために入った別荘で、子爵令嬢の清瀬凛子と出会います。瓜二つの紅子と凛子。その容貌は、凛子と兄弟のように育ち、凛子を愛する久我山真彦も見間違うほどでした。
同じ容貌でありながら、かたやその日食べる米にも苦労する貧乏人。かたや、何不自由なく生きる子爵家の令嬢。運命の皮肉を呪いながらも、紅子は必死に生きようとします。
しかし凛子が家督争いの中、毒殺されたことで、紅子の人生が大きく変わります。
「アタイを買って。アタイが凛子になってあげる」
真彦は凛子の死を隠し、犯人に復讐するため。紅子は貧乏のどん底にある家族を救い、自らも這い上がるため、凛子として生きていくことになります。しかしそれはさらなる地獄への扉でした。
でも、紅子は決して諦めません。愛することも、愛されることも諦めず、力強く、自分の意志で、自らの道を切り拓いていきます。
あえて昭和初期という時代を舞台にすることにより、より強く、より濃く、現在私たちが抱えている問題、苦しみを描くことができるでしょう。そして過酷な運命に曝されながらも、背負ってしまった運命を力強く抱え込み、前に進み続ける紅子の姿は、見ている方に勇気を与えてくれることと信じています。
- 山田紅子
- 安達祐実
- 清瀬凛子
- 安達祐実
- 久我山真彦
- 鳥羽 潤
- 藤堂賢吾
- 石川伸一郎
- 羽賀麗華
- 木下あゆ美
- 清瀬孝太郎
- 岸博之
- 清瀬太一
- 久保山知洋
- 千鶴
- 魏 涼子
- 山田和子
- 谷川清美
・
- 清瀬杏子
- 越智静香
- 久我山慎之助
- 野村宏伸
- 清瀬ミツ
- 赤座美代子
- 【企画】
- 西本淳一(東海テレビ)
- 【脚本】
- 野依美幸
- 【音楽】
- 中島靖雄
- 【プロデューサー】
- 松本圭右(東海テレビ)
小池唯一(泉放送制作)
佐藤禎剛(泉放送制作)
- 【演出】
- 島崎敏樹(泉放送制作)
金子与志一(泉放送制作)
茂山佳則(泉放送制作)
- 【主題歌】
- 椿屋四重奏
「いばらのみち」
(ワーナーミュージック・ジャパン)
- 【制作】
- 東海テレビ・泉放送制作