平成も残すところあと9日。岐阜県関市の道の駅「平成」は改元を控え、再び脚光を浴びていますが、22日、新たな平成グッズが登場しました。缶詰に入ったその商品…消費期限は「無期限」です。

(リポート)
「岐阜県関市の道の駅平成です。入り口を入ってすぐのところに平成グッズが並んでいるんですが、今日新たな商品が発売されました。それがこの『缶詰』です」

 道の駅平成で、22日発売された不思議な缶詰、お客さんに聞いてみると…

男性客:
「面白いと思います、アイデアとしては」

女性客:
「面白いことを考えたなと思います、なんかすごい商売ですよね」
 平成と書いて平成(へなり)地区。元号が平成に変わった当時、全国から大勢の人が集まりました。この機を逃すまいと地元には道の駅「平成」がオープンし、さらに記念の「橋」まで作られました。

 その橋の上で22日行われたのが…。

(リポート)
「平成地区で作業が行われていますが、中に詰めているというものは、平成の『空気』です」

 そう!缶の中身は空気!しかし、ただの空気ではありません。

(リポート)
「あっと、今、平成の空気、へなりの空気を缶に入れています。」

 地元のボランティアが詰めていく「平成地区の空気」。平成が終わろうとしている今…二度と吸うことができないであろう特別な空気。しかもご縁がありますように、と平成の5円玉入りです。

ボランティアの地元の女性:
「(Q.この企画をどう思いました?)最初、意味が分からなかったんです、いつも吸っている空気なのでどんな価値があるのかなとちょっと疑問だったんですけど、『記念に残る』って聞いたときに、ちょっと納得しました」

 できあがった缶詰はさっそく道の駅に運ばれ、平成グッズとともに店頭に並べられました。

 気になるその値段はなんと1080円。入っているのは空気と5円玉…ですが、それなりの値段がします。

買い物客:
「(Q1080円ですが?)他のものを買います(笑)」

 しかし、中には…。

購入した夫婦:
夫「僕は5月1日に開けようかなと。家内は…」
妻「もっと大事にとっておこうかなって。死ぬ前に…」

 受け止め方は人それぞれのようです。

企画したヘソプロダクション稲本さん:
「空気を売るなんてみたいなバッシングもいただきましたよ。でも平成村の人たちの手が入っていって、いろんな思いが入ったものは絶対にほかでは手に入らない空気だと思いますし、私は価値があるものだと思っていますけどね」

 平成も残すところあと9日…アイディアを凝らした最後の平成ビジネスが繰り広げられています。