26日の東海3県は各地で気温が35度を超え、18日ぶりの猛暑日となりました。「名古屋のワイキキ」と呼ばれる市営プールが最後の夏を迎えています。

(リポート)
「午前10時半すぎの名古屋・栄です。手元の温度計は37度となり、立っているだけで汗が噴き出してきます」

 東海3県は26日、高気圧に覆われた影響で気温が上がり、多治見市で35.7度、豊田市で35.1度になるなど、18日ぶりの猛暑日となりました。

 そんな中、名古屋市内の市営プールでは…。

(リポート)
「現在、手元の気温計では36度を超えています。うだるような暑さですが、あちらにはプールを楽しむ人が大勢います」

プールに来た人:
「暑いです」
「なかなか夏休み出かけられないので、久々ですね」
「楽しいです!」

 降り注ぐ太陽に、はじける水しぶき…。名古屋市港区のサンビーチ日光川は毎年、「名古屋の夏の定番」として賑わいます。しかし…。

サンビーチ日光川の担当者:
「今年度限りでこのプールは中止されます。来年からは閉鎖ということで」

 1994年開業の「サンビーチ日光川」は、淡水プールとしては国内最大級の水面積で、「名古屋のワイキキ」と呼ばれました。

 しかし、施設の老朽化や入場者数の減少を理由に、8月31日で閉園に。27日から緊急事態宣言が発令されるため、最終営業日について検討を重ねていました。

サンビーチ日光川の担当者:
「昨日、名古屋市で決定されまして、31日まで通常通りの営業が決定されました。お客様との思い出も色々ありまして、私自身も残念ではありますけど、老朽化も進んでおりますので仕方ないかなと思っております」

 サンビーチ日光川は完全予約制となり、一度に入場できる人数を2000人に制限。

 またロッカーには、換気をするために新たに扇風機を設置。感染症対策を徹底して「名古屋のワイキキ」は最後の夏を終えます。

 名古屋市によりますと、今後、「サンビーチ日光川」は運営する民間事業者を公募して、早ければ2024年度から新たな施設として生まれ変わる予定です。