名古屋市では、9月に確認された新型コロナの感染者のうち、約8%がワクチンを2回接種していたことが分かりました。

 16日の市議会で市は、ワクチンを2回接種した後に感染する、いわゆる「ブレイクスルー感染」の状況について説明し、7月に24人、8月に525人いたことを明らかにしました。

 9月は12日時点で、全体の感染者6613人のうち7.8%にあたる517人がブレイクスルー感染していて、市ではワクチンを2回接種後でも感染対策を徹底するよう呼びかけました。

 また、軽症患者向け宿泊療養施設について、市内で確保されている1067室のうち、これまでの最大入所者数が502人だったことがわかりました。

 市によりますと、入所者の入れ替えによる消毒作業などに時間がかかるため、必ずしも全ての部屋で常時、患者を受け入れられる状態にはできないということです。