新型コロナウイルスに感染した名古屋市の河村たかし市長に、様々な波紋を呼ぶ中、自宅療養中の過ごし方や心境の変化を聞きました。

河村市長:
「『2日3日経つとブワーっと熱が出る、40度とか』というのを聞いとるし。一応心配しとったんですよ、(でも)熱出んなと思って」

 9月1日に新型コロナウイルスへの感染が判明した河村市長。症状はありませんでしたが、9月10日まで2週間の自宅療養をしていました。

河村市長:
「そりゃ真面目なもんですわ。朝起きて、3食飯が出してもらえるでね、ありがたいよ。公務は電話とか、ZOOMいうのか。予算の各局の主張がある、こういうことやりたいって。これはこれ、あれはあれって色々コメントするわけです」

 コロナ対策を司る行政のトップとして、自身の感染対策に「気のゆるみがあった」と振り返りました。

河村市長:
「マスクも有松絞りのやつをなるべくやっとるんだけど、ちょっとでも商売の役に立たんかということで着けとるわけですよ。不織布のマスクの方がええという話はちょこっと聞いとったけど、まぁええわええわでやっとったんだけど、それからは不織布に変えましたけどね」

 トレードマークだった有松絞りの布マスクも復帰後は不織布に変え、感染症対策を意識するようになったといいます。

 8月に金メダルを噛んで、大きな批判を受けている中での感染判明。市長としての資質が問われていることについては…。

河村市長:
「まぁ痩せ我慢みたいなもんだけどね、正直言うと。ヤケクソだわって言って…わが不徳の致すところだもんだで。自省・自戒・猛省といつも言っとるけど。(Q.市長の言うことを市民は聞いてくれる?)わしの言うことは大体そう聞いてもらえんだろ…。(Q.市民はついてきてくれますかね?)よう分かりません、それは。誠実に生きると、それしかないですよ」