三重県津市の特別支援学校で19日、給食のスープから長さ2ミリの虫が見つかりました。現在生徒から健康被害の報告は入っていないということです。

 津市稲葉町の県立稲葉特別支援学校で19日、「野菜スープの中に黒いものがある」と高等部3年の男子生徒が気付きました。

 学校が調べると、長さ2ミリの虫が見つかったほか、別の野菜スープからは長さ4ミリの幼虫が見つかりました。

 野菜スープには無農薬の菜花が入っていて、学校によりますと、調理前に確認した際には葉を虫が食べた跡が多く残っていたということです。

 学校は高等部3年の給食を点検し、他に混入物がないことを確認したうえで給食を再開しました。小学部と中学部ではすでに給食が終わっていましたが、現時点で生徒や職員に健康被害の報告はないということです。

 学校によりますと、給食は外部の調理業者が校内の設備を使って調理しているということで、今後は食材の洗浄や目視確認の徹底などで再発防止に努めたいとしています。

※画像提供:三重県立稲葉特別支援学校