岐阜県と長野県にまたがる御嶽山の5段階の噴火警戒レベルがレベル2に引き上げられました。

 気象庁によりますと、御嶽山では23日午後2時15分ごろから火山性地震の増加がみられ、少なくとも50回以上観測されているということです。

 また山頂付近の斜面に設置された傾斜計で、南の地獄谷側が隆起する変化がみられました。

 これを受け、気象庁では火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、5段階の噴火警戒レベルをレベル1の「活火山であることに留意」から、レベル2の「火口周辺規制」に引き上げました。

 登山口がある岐阜県下呂市では、入口に警戒レベルが2に引き上げられたことを示す看板を設置し、火口およそ1キロ以内には立ち入らないよう警戒を呼び掛けています。