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インタビュー

奥菜 恵さん(小館 舞 役)

――最初に台本を読んだときの感想を聞かせてください。
「1話、1話、30分のストーリーの中でこんなにも感情が揺さぶれることがあるのか、と思いました。舞を始め、それぞれの人物が抱く思いに胸がえぐられそうになったし、展開にどんどん引っ張られました」

――では、この作品の魅力とは?
「私は作品の中にあふれている、真っ直ぐでピュアな思いに引き込まれました。切なくて、苦しくて、悲しくて、でも美しくて。そこに興味を持ち、ぜひこの作品に関わりたい、舞を演じたい、という気持ちになりました。物語自体も、それぞれの登場人物の想いが本当にしっかりと描かれているんです。運命のいたずらによって、一人ひとりの思いが複雑に絡み合っていきますが、『なぜ、そうなってしまうの!』と言いたくなる展開で、台本を読んでいて、胸が締め付けられました。物語の中にいろんな"愛"が散りばめられていて、例えば第1話でも航太が妹の夏帆ちゃんを病院に見舞う場面がありましたよね。お父さんが娘の病から目を背け、お酒に逃げてまともに働いていないし、他にも辛いことだらけなのに、それでも『なんくるないさ~』って自分のおでこを夏帆ちゃんのおでこにつけましたが、あのシーンを見て私は涙が出ました。そこに何があろうと揺るがない妹に対する深い愛情を感じました」

――舞をどんな女性と捉えていますか?
「家庭環境に複雑な面がありますが、正義感があって、真っ直ぐで強い女性です」
――舞は優れた点がとてもある女性ですが、そんな人物を演じる苦労はありますか?
「舞のキャラクターどうこうというより、昼ドラならではの撮影の分量に最初、驚きました。『もう、目が回る~』と(笑)。どんどん撮影が進む中で、舞がその瞬間、瞬間どんな感情でいるのか。そこは見失わないようにしなくては、と思っています。星田(良子)監督とは14歳のときご一緒したことがあって、今回はそのとき以来のお仕事になりますが、情熱を持って向き合っている方なので、安心してついて行ってます」

――今回、連ドラ出演は8年ぶりとのことですが。
「ここ最近、舞台への出演が多かったのですが、こうしてお声をかけていただき、連ドラに出させていただくのは、本当に良いタイミングだった、ということだと思います。現場ではテストをやってすぐ本番、となるので柔軟性、瞬発力が求められるな、と痛感しています。ですから、そのときそのときで舞がどこにいて、何を見て、何を感じているのか。そのことを見失わないようにしなくてはいけない、ということを常に意識しています」

――舞は圭吾に感謝の気持ちを忘れず、好意を抱きながらも、一方で航太の存在が心の片隅にあって、15年ぶりに再会してしまう、という展開です。一人の人をそこまで思い続ける気持ちをどう思いますか?
「舞の場合は単なる恋心、初恋の淡い思い出だけでありません。二人が離れ離れになってしまったのには両親や祖父の思いがけない行動も影響しているし、そのことで航太を傷つけてしまった、という後悔の念もあって、引きずっているのだと思います。舞自身というより、取り巻いている環境によって、愛する人を苦しめてしまった、という罪悪感が心の中にあってそれを拭うことのできなかった15年間でもあります」

――沖縄ロケで何か印象的なことは?
「空が曇っている時でも海がきれいでびっくりしました。ロケ地の古宇利島に渡る大きな橋があって、その橋から見る海が天気によって見え方が変わるのですが、それでもいつもとても美しかったです」
――久々の連ドラということで自分なりに何か課題はありますか?
「改めて演技って深い世界だな、と感じているところです。まだまだ勉強しなくちゃいけないことがいっぱいあるんだ、と。撮影のボリュームがある分、その瞬間、その瞬間湧き上がってくるものを大切にして、これから困難が続く舞がどうやって生きていくのかをしっかり演じていきたいと思っています」

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