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東海地震とは |
駿河湾の海底に、駿河トラフが走っています。(※「トラフ」とは、海底の深い谷のような地形のうち、深さ6キロを超えないものをいいます。)
駿河トラフは日本列島の南側にあって伊豆半島を乗せた海洋プレート(フィリピン海プレート)がその北西側の日本列島を載せている陸のプレートの下にしずみこんでできたものです。
しずみ込むスピードは、年間数cm~10cm程度。長い年月をかけて陸のプレートのはしを引きずり込んでゆき、その力が大きくなると、今度はもとに戻(もど)そうとする力が働いて、陸のプレートの先っぽがいきおいよくはね返ってもとに戻る。
こうした変化で、近い将来大規模な(マグニチュード8程度)地震が発生すると考えられています。 これが「東海地震」です。
東海地震は、その発生メカニズムや予想震源域・歴史的資料がある程度判明していることから、現在日本で唯一予知の可能性が高いとされています。
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<メモ>
昭和53年(1978年)に、地震を予知し、地震による災害を防止・軽減することを目的とした「大規模地震対策特別措置法」(以下、「大震法」。)が施行されました。大震法の施行後20数年間の地震学の進展を踏まえ、最新の地震学の知識や観測成果をすべて取り入れて中央防災会議(議長:内閣総理大臣)の専門調査会で検討が行われた結果、東海地震の震源域は従来よりも愛知県寄りの西側にずれていると考えるのが最も妥当と判断されました。 |
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