土ドラ毎週土曜よる11:40~放送

はじめに

タイトルの「クロステイル」とは

「接近して尾行する」
という探偵用語。

依頼を受ければ、どんな人間の裏の顔をも探り出す探偵調査。でも、探偵はドラマのようにただカッコよくはありません。現実は依頼の9割が浮気調査、といっても内実は千差万別で、全ての依頼の先にはそれぞれ異なる謎があります。依頼者のために様々な謎を解き明かし、地道な調査を日々続ける職業、それが探偵です。

突然失踪した父親を捜すため、
探偵学校に入学した飛田匡(鈴鹿央士)。

地道でキツイ探偵の姿に一度は幻滅するも、次第に“気になると解決するまで眠れなくなる”その特異な能力を発揮するようになり……。このドラマは、探偵学校を舞台に、心の謎に直面することで成長する探偵の卵たちの物語です。
浮気や痴情のもつれに始まり、ストーカー対策に、盗聴・盗撮調査、過去を探る信用調査、失踪者追跡に至るまで、探偵は様々な問題に対処しなければなりません。授業の中で生徒達は、一筋縄ではいかぬ人の心の複雑さを目の当たりにします。

どんな現実があろうとも、不安な心情を抱く依頼者に寄り添い、
心の謎を解き明かし、明日への一歩を踏み出させる――

それが探偵の本分だということを学ぶのです。

原作は、「半沢直樹」で平成ドラマ最高視聴率を達成し、「下町ロケット」、「家政夫のミタゾノ」など数々のヒット作を生み出した八津弘幸のオリジナル。最近では、朝の連続ドラマ「おちょやん」も手がけ、重厚な人間ドラマと独自のエンターテイメント性は他の追随を許しません。

主役の匡を演じるのは、映画「蜜蜂と遠雷」で映画祭の新人賞を独占し、主演映画が目白押しの若手のホープ・鈴鹿央士。他人のヒミツが大好きな匡のクラスメイトに堀田真由。
腹の底が読めない探偵学校の校長に檀れい。匡の父親で破天荒な推理作家に板尾創路が決定。
いずれもクセの強いキャラクターをどう演じるのか必見です。

コロナ禍で生活が一変して2年あまり、見えない敵との闘いは、疑心暗鬼になったり不信感を生んだり、社会の色んなひずみが明らかになりました。今も探偵への依頼は増え続けているといいます。
壊れかけた人間関係を修復する試みでもある探偵調査。そこに解決のヒントがあるかもしれません。

土曜の夜、
少しだけこのドラマに“接近”してみませんか…?
人を愛してやまない探偵とその卵たちが、
“明日への道”を拓きます!!