
#インタビュー
福山翔大、挫折した陸上選手・野木を熱演!
プロに習い、半年前から準備した“疾走っぷり”は必見!!
早くもドラマは後半戦。明後日第5話放送を迎える、鈴鹿央士主演・土ドラ『クロステイル ~探偵教室~』(東海テレビ・フジテレビ系/毎週土曜日23時40分)。第4話のラストで、匡(鈴鹿央士)の父・迅平(板尾創路)が元探偵と判明。更には眼光鋭い謎の男(松村雄基)も登場し“探偵学校の話”から“父親失踪の話”をひも解く第2章が始まる。
また探偵の卵たちの実習も本格化。第5話では、走って走って走りまくる姿が話題となっている福山翔大演じる元・陸上選手・野木明生(のぎ・あきお)にスポットがあたる。
「走るシーンに説得力を持たせるため、現場入りする半年前からトレーニングを始めた」という福山。実際のトレーニングにも密着、ストイックな一面も明らかに!

空手に剣道!?スポーツ好きな福山は、野木と同じく「負けず嫌い」
- 野木明生(のぎ・あきお)は、どんな役?
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元・陸上選手で勝ち負けへのこだわりが強い。ゆえにプライドが高くて、人とコミュニケーションをとるのが不器用なんです。
選手時代の“ある挫折”が影響しているところもあります。
- 福山さんとの共通点は?
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空手を小1から中2まで、剣道は、小5から中3までやっていたので、スポーツ好きで負けず嫌いな点は似ていますね。
似ていない点で言うと、野木は誰にでもストレートに言葉を発するところ。演じていると、そこに清々しさすら感じますし、そこまで真っ直ぐ自分の思いが伝えられない僕からすると、人に対して正直にぶつかることができる野木を尊敬しますね。クールで口数が少ないところも違うかな(笑)。
僕は共演者同士の壁を取っ払いたいので現場では自ら声をかけるタイプ。もちろん自分の世界に入っていたいという俳優さんには声をかけないですよ(笑)。上下関係の厳しい武道の世界で先輩にもまれたせいか、その辺りを敏感に察知することはできるんです!

半年前から役作り!実業団の指導で、劇中も全力疾走!!
撮影に入る前から、動画を見ながら自主的に走る練習を始めたという福山。年明けからはジムにも通い、パーソナル・トレーナーの指導のもと、短距離選手の身体づくりに励んだという。
さらに役作りのため、今年3月、実業団の陸上チームのコーチにも指導を仰ぐと聞き同行取材。
福山の役者魂を見ることができた。

- 陸上競技場でのトレーニングはどうでしたか?
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トレーナーについて頂き、走るところを動画に撮って、それを見ながら「腰が引けると走り方の見映えが悪くなる」など指摘してもらい、その場で改善していきました。
以前はがむしゃらに走るだけでスピードにも乗れなかったのですが、教えてもらった「上半身と下半身との連動」や「腕の振り方」「骨盤の立たせ方」などが体に馴染んだらスムーズに進むようになりました。体の使い方が分かると走り方がすごく変わるのに驚きましたね。
クラウチングスタートも教わり、それがヒントとなって“匡と走るシーンでの演技プラン”が浮かびました。
残念ながら採用はされませんでしたが、スタートダッシュ時の腕がしなる瞬間をハイスピードカメラでバッチリ押さえていただきました!
そのシーンは、第5話に登場しますし、それ以降も練習の成果を“魅せられる”場面があると思うので引き続き陸上選手としての説得力を意識して演じます!

どんだけスゴイ俳優になるの…!?楽しみな鈴鹿は“カフェ仲間”
- 同期役、それぞれの印象は?
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匡役の(鈴鹿)央士とは2度目の共演。前回の現場で何故か意気投合し、プライベートでもカフェへ行く仲に。コロナでしばらく会えてなかったけど今回、央士の主演作品に携われて本当に嬉しいし、今も彼のお蔭で撮影が楽しいですね。僕がどういうテンションで演技しても全部キャッチできるのは、あの若さにしてちょっと怖いくらい…
今後どんだけすごい俳優さんになるのか楽しみでしかないですね。
朋香役の堀田真由さんは、とにかく声が魅力的!どんなウィスパーボイスでも声が空間に満たされる感じというか。それは堀田さんが元々持ってらっしゃるものなのか、技術や経験を積み上げたものなのかは分かりませんが印象に残る声。加えて、役としてその場に嘘偽りなく存在してくださるし、目に不安が表れることが全く無い素敵な女優さんですね。

- 最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。
- 第5話は野木の過去が描かれ、何でこんなに勝ち負けにこだわるのかという理由が明かされます。明日への一歩を踏み出すためのヒントが詰まった回になので、ぜひ見ていただきたいですし、僕の走りにも注目していただけると嬉しいです。良いも悪いも含めて感想はインスタのDMにて受け付けますので(笑)ぜひご覧ください!