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昭和ノスタルジック・ドアノブカバー

第1話いかがでしたでしょうか。早くも画面から伝わる寺内さんの破壊力に「さすが佐野史郎さん!!」と感じられた方も多いかと思います。

「お近づきのしるしに…」と、あやめ町団地に引っ越してきた寺内さんが団地住人に配っていた“ドアノブカバー”。貰ったご近所の方も少々戸惑う姿が見えたこのアイテムは、最近ではあまり見かけることは少ない気もしますが、昭和の時代にはどこの家庭にもあったように思えます。ちょっとした飾りとしての役割はもちろんのこと、特に冬場、冷たいドアノブを触るのが苦手な女性の方に重宝されていたという実用的な面でも活躍していた印象です。

寺内さんが配っていたドアノブカバーを実際に見てみると…? 生地もレース使いも申し分のないとてもかわいい小物です。ただ瞬時に、“これ、もらっても、どうしようかな”と思ってしまうのはなぜでしょう? この時代、せめてエコバッグにすればきっと皆さん喜んでくれたのかもしれません(そういう問題ではないのですが)。

ドラマの舞台となっている“団地”は、昭和30年~40年代、高度経済成長期の日本を象徴する建物でした。寺内さんは少年時代を“夢のニュータウン”と呼ばれたこの団地で過ごした経験から、今も団地愛に溢れ、住人同士の助け合い、係わり合いの深さを重んじています。今後も、寺内さんの好きな昭和の古き良き時代が想像できるようなアイテムが登場します。寺内家の小物にも注目して観ていただいくのも、また違った観方ができるかもしれません。