神楽奈緒子
羽田美智子
 金沢の老舗旅館「かぐらや」で女将修行中。
 度重なる失踪を続ける夫・宗佑の帰りを待ち続けていたが、その宗佑が台湾での修行から戻り、ようやく花嫁のれんをくぐって、正真正銘かぐらやの嫁として認められた。
 残るは、女将の襲名披露だけである。
 しかし、奈緒子には加賀百万石一の女将になってもらいたい大女将・志乃が、急に踊りを披露させようと言い出した。
 加賀は三茶屋街の芸姑たちの「金沢おどり」が有名で、目利きの達人も多い。しかし、奈緒子は踊りの初心者である。「えぇ~?」と奈緒子、だが、“初心に戻って新たな気持ちで女将としての第 一歩を踏み出してほしい”との志乃の想いを辰夫から聞かされる。それに応えるべく奈緒子は、志乃の稽古とは別に隠れて踊りの修行に励みだす。