インタビュー

――第2シリーズから約3年。草川さんもかなり大人になった印象を受けます。身長もかなり伸びましたよね?
 「身長は...。最初のときと比べると7~8センチ伸びたかもしれないです。年齢も19歳になりましたから。今回もこうして『花嫁のれん』に参加させもらえて本当にうれしかったです。スタッフやキャストの皆さんにお会いできて。ただ、久しぶりに翔太を演じて、あらためてこの役の難しさを感じていました」
――翔太のどんなあたりが難しいと?
 「すごく"普通"なんですよ、翔太は。そのクセのなさをどう演じればいいのか、未だに悩みます。『ウルトラマンギンガ』という作品で、どこか影があってクールな役を演じたとき、捉えられるところがいろいろあったからか、すっと役に入ることができたんです。翔太は基本、明るく周りのみんなのことを思い遣ることのできる"良い奴"。演じていて、『うわ、難しいな』と思うことが何度かありましたね」
――『花嫁のれん』の現場の感想は?
 「大好きです、この現場が。僕にとってもう一つの家族ですから。今回、母屋の場面が増えたおかげで、羽田さんや野際さんともお話しする機会が増えて、『翔太(草川さん)、落ち付いたね』なんてしみじみと言われちゃいました(笑)」

――現場でも、里久鳴祐果さんや木村真那月さんは本当の姉と妹のようでした。
 「二人とのシーンも増えましたからね。幸(木村さん)は相変わらず子供でちょっと安心しました。僕の控室にもすぐ入ってくるんですよ(笑)。僕には妹がいませんが、"リアル妹"みたいな存在です」
――第3弾になって特に印象的だったことは。
 「幸と母屋の2階の廊下でいろいろ話す場面が特に面白かったです。翔太って実はいろんなことを隅々まで見ているタイプで、幸との会話で鋭いことをよく言っているんですよ。幸とは廊下の場面のことを"愚痴り廊下"と名付けてました(笑)。それに母屋の場面では、前回までとはちょっと違うところがあったんです。みんなで話すところで何か食べるとしても、前回まではデザートや甘いもののことが多かったんです。今回はそれがしっかりした食事になり、食べながらセリフを言う大変さを学ぶことができました」

――今回、翔太には東京の大学受験にすべて失敗、というまさかの出来事がありましたが。
 「絶対に合格するから、と自信満々に話すシーンを撮っていた時点で、もう東京での受験が失敗に終わるところまで台本が出ていたんです。僕自身、翔太は口だけの奴だな、と思っていたし、撮影中に皆さんから『翔太が切ない』とよく言われてたんです(笑)」
――翔太の今後についての、草川さんの感想は?
 「地元の大学に行くという選択をしてくれて良かったです。そもそも東京の大学に行ったら、もし第4シリーズがあったとしても僕が出られなくなっちゃいますから(笑)。真面目な話、『かぐらや』のこれからを支えるのは翔太と幸だと思うから、しっかり勉強して、『かぐらや』にとって翔太がなくてはならない存在になって欲しいです」

――最初に翔太は難しい役だと話していましたが、『花嫁のれん』の世界観についてはどう思いますか?
 「普段、こういう作品に出演する機会はなかなかありませんが、そのためか今回、改めて家族ってとても大事な存在なんだってことを実感しました。特に、照子さんが実の家族と暮らすかもしれない、という展開になったとき。翔太たちにとって照子さんはもう"家族"じゃないですか。血の繋がりはないけれど、気持ちで繋がっている存在。そういう人がいなくなったときの淋しさを考えたらとても切なくなって、奈緒子さんと照子さんのやりとりを見ていたら、ちょっと"ウルッ"となりました」
――草川さん自身の現在の目標や、日々の取り組みについて教えて下さい。
 「第2シリーズまでは俳優一本で活動していましたが、そのあと『超特急』というユニットに参加して、パフォーマーとしてアーティスト活動を始めたんです。ダンスなんて自分には縁のない世界だと思っていたことに触れたら、視野がとても広がりました。大げさかもしれませんが、人生が変わった、というか。やる以上は俳優業もアーティスト活動も両立させなければいけないし、責任感も今まで以上に増した気がします」

――アーティスト活動は"俳優・草川拓弥"にとってプラスになったんですね。
 「もちろん。演技も以前は頭だけで考えていたのが、ダンスを始めたおかげで体全体を使うことを考えるようになったので。そうなるとますます演技が楽しくなって、もっと演技に集中しなきゃ、役をつかむために何をすればいいんだ、といろんなことが頭に浮かんでくるんです。ダンスもただ体を使って踊ればいいのではなく、実は顔の表情がとても大切なんです。演技をするときも、セリフに頼らず表情だけで何かを伝えなきゃいけないときがありますよね。今はいろんなことに触れて、もっと表情を豊かにしていきたいと思っています」
――活動の場が増えて、ご家族も応援してくれているのでは?
 「こうして『花嫁のれん』に出ていることだけでなく、そのユニットに参加したことも喜んでくれました。ただ、僕の出演作を見ても感想とか言ってくれないんですよ! 見守ってくれているのは分かるんですけど、たまには何か一言あってもいいんじゃないか、と言いたくなるときもあります(笑)」

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