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#3

終末の日 ー前編ー

※画像は「ムー公認 毎日滅亡カレンダー」より

「1999年の7月をどう迎えたか?」

これは、一定以上の年齢で必ず盛り上がるテーマである。仕事を辞めて貯金を使い切って遊んだ、小学生が宿題をサボる言い訳に使ったなどという微笑ましいネタもあるが、実際のところ日本でいえばバブル完全崩壊後のリアルな恐怖が蔓延していた(今でもしている)時期。1999年7月をすぎても目下の経済恐慌からコンピュータの2000年問題、中東の紛争・戦争などまで恐怖の大王については多様な解釈が唱えられた。

ノストラダムスの予言詩についてはそもそも謎めいた暗号文であり、世界中の研究家が多様な解釈を読み取ってきた。ほかの予言からして1999年以降の世界を示していることから、もともと滅亡ではない未来を暗示していたものだ。ともあれ、20年後の2019年8月号(7/9発売)に「ムー」でも改めて特集を組んだほど、「1999年7の月」という一文が世に与えた影響は大きい。

同じく、「滅亡の日」が話題になった予言がある。2012年12月21日(~23日)に終わりの日が来るという、いわゆるマや予言である。
これは古代マヤで使われていた神聖暦の長期暦に基づいた仮説で、詳細は省くが、「ひとつの時代の周期が終わる」ことから「2012年12月21日(~23日)が最後の日」と解釈された。物質文明の面では石器を中心としたマヤ文明だが、天文学やそれに基づく高度な暦、また浴衣な精神文化を築いていた。したがって、その暦が示す「最後の日」には、人類が迎える決定的な出来事があるはずだ……というわけだ。

「ノストラダムスがそう書いた」のではなく計算によって導かれた日付のため、その期日については2011年、2015年などバリエーションが浮上し、最近では2020年3月20日だという説も話題になった。これはインドのスーリヤ寺院に残されたインド暦の最終日とも一致しているものだったのだ。
いずれにしても、現時点で人類も地球も滅亡にいたっていないが、2012年12月のときも、「その日」に何が起こるのか、多種多様な説が世界中で議論された。
地磁気反転で地球規模の気候変動や大災害が起こる、超新星爆発が起きる、太陽系全体がフォトンベルト(宇宙にある高エネルギー空間)に突入する、それによって人類が高次元の存在に上昇(アセンション)する……。

その中には、救世主が到来ないし再来して人類を導く、という待望論もあった。

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