東海テレビ・フジテレビ系全国ネット毎週土曜 よる11時40分〜

SPECIAL

ブラザートム
ド派手な衣装とアドリブで、クセの強い店長役を“飄々と”熱演!

INTERVIEW

先週の放送では、大資産家である翔太(中尾暢樹)の父の遺言で、翔太と結月(北香那)の火星移住計画が進んでいる事が発覚。それを結月が拒んだ事で2人が揉め、家族内でも揉めるなか、和彦(天野ひろゆき)が久美子(羽田美智子)の純愛相手・片瀬(中村俊介)を連れて帰宅し、同居する事に…そのぶっ飛んだ展開にSNSが騒然となった。

隕石接近で世の中も門倉家もバタつくなか「飄々(ひょうひょう)として年齢不詳」「世の中のパニックをどこか楽しんでいる」カフェ『イスカンダル』店長・古代鉄郎を演じるのがブラザートム。翔太のバイト先として度々登場、アテ書きとしか思えない役について聞いてみた。

マスター役は「日本一やっている」!? 衣装にもこだわり満載!

今回の店長役は、ご本人と近いのでは?
全く違いますね、僕ほど神経質な男もいないので、芝居を作るのが大変でした(笑)。僕きっと日本一、芝居で「店のマスター」をやっていると思います。監督からは「本当に好きな事をやっていい」と言われたのが久しぶりで、嬉しかったし、楽しかったです。
毎回ド派手な衣装も注目されています。
衣装合わせの時にすごい派手な服ばかりが並んでいて「さぁ、トム着てみろ!」と言われている感じがしたんですけど、僕の大好きな範囲なので、皆さんが思っている以上に重ねて、もっと派手にしちゃいました。アフリカンだったりラッパー系だったりレゲエっぽかったり、あの自由な感じが好きですね。スタイリストさんから「トムさんしか着こなせない服を用意した」と言われたんですが、古着など滅茶苦茶に組み合わせる楽しさがありましたね。カッコイイですよ!僕自身は普段こういう着こなしはしませんが、好きですね。巣鴨でよく見るスタイルですよね、古着を重ねて着ているうちにあんな感じになっちゃう(笑)。「スガマー」と呼んで欲しいですね。

アドリブがすごいのではなく「台本通りにできない」!?

先週の6話では翔太にガツンと説教するシーンもありました。
そのシーンでは僕の性格と役がすごく似ているのを感じましたね。真剣な話が2分ぐらいしかできない。怒っているんだけど、だんだん怒っている自分に恥ずかしくなったりする、そんな人間性が出ていて面白い台本だと思いました。最初に台本を読んだ時から大ヒット映画『翔んで埼玉』のような「面白いコメディーだ」と思っていました!
毎回アドリブがすごい!とスタッフ間で話題です。
「台本通りにできない」というのが正しい言い方だと思うんですけどね。7話では店に入るなりうがいをしたんですが、あんなのがあったら面白いなぁと思って。もう隕石が落ちてくるなら、お客さんの前で何やったっていいじゃないかみたいな感じで(笑)。自由にやらせてくれて、しかもOKしてくれる監督がすごいんだろうなと思いますよ。

北香那と主題歌を歌うPassCode(パスコード)、共演した感想は…。

結月役の北香那との掛け合いも最高でした!
北香那はね、ラジオで一緒だったんだけどフリートークが面白いんですよ。このドラマの撮影でも、僕のアドリブに全部返すでしょ?女優さんだとなかなかあんなふうに返せないですよ!もっとあの子のフリートークを生かしたいけど、バラエティー番組に出て、変につぶれたりしないで、役者でいてほしいですね。バラエティーは番組が盛り上がれば何でもさせられたりして、そうすると北香那がつぶれてしまうと思うので、北香那をちゃんと見てくれる番組だったらいいかな。
7話では主題歌を歌うPassCodeとの共演もあります。
お客さんとラップをしているというシーンで、リハーサルで歌詞を渡され、5人で合わせた時に「これをそのままやるのかぁ…」とドキドキしたんですよね。でも歌詞も含めて指定じゃなかったので、よりラップっぽく変えさせてもらいました。シーンとしては短いけど、せっかく放送されるんだからカッコ良くしたいなと思ってね。でも、あの子たちは器用だったので、あれだけの短い時間で、すぐできていて立派だと思いました!

店長の告白もある第7話。店長と〇〇が実は…“その設定”に注目!

残り半年間で地球滅亡…ご本人ならどう過ごしますか?
最後に向けて好きな人と一緒に、好きなものを食って、好きなものを飲むんでしょうね。きっと好きな事だけして、その日を迎えるんだろうな、と…じゃあ今と変わんねーんじゃねーかよ!っていう話なんですけどね(笑)。今以上に好きな事を探すのが難しいので。
7話では衝撃の「店長の告白」もあるとか?
はい、あります。ずっと最初から“その設定”になっていたので「7話でバラすぞ」という重さを出そうとずっと演じてきましたが…その重さの影みたいなものがドラマを見ている皆さんには、伝わっていましたよね(笑)?
視聴者の皆様へのメッセージをお願いします。
このドラマは20年くらい前の無茶苦茶だった韓国ドラマみたいな…これ、褒めていますよ、僕が好きだった頃のものなので。そのドタバタ喜劇的な滅茶苦茶さ加減は、1話から見ていればスピードに乗れるけど、7-8話からだと、かなり速い速度で回している縄跳びに入らなきゃいけないような感じになりますね。今の時代をこれほどぶった切っているドラマは無いし、いろんなメッセージをコメディーという形で伝えているのが楽しくて、本当に良い作品だと思います。7-8話だけ見るという方は「最後の5分で映画館に入っちゃった」みたいな感じになってしまうかもしれないですね(笑)。