CHART

サチ

井桁 弘恵

とある地方の工務店勤務。
幼くして母親を亡くし、父親と2人で暮らしている。
無意識のうちに、ありたい自分を封印し、職場でも求められる役割を演じている。
世間体を気にし、旧態然とした価値観の持ち主である父の影響だ。
洋服を作るのが趣味だが、それを仕事にする才能は自分にはないと思い込んでいる。
そんな時、ドラァグクイーンのクールミントと出会い上京、デザイナーを目指すことに――。

クールミント

武田 真治

知らぬ者はいない伝説のドラァグクイーン。
昼間はフリーのメイクアップアーティストとしても働く。
都内で「リトルニューヨーク」というクラブを経営していている。
幼い頃、経済的な理由から養子に出された過去をもつ。育ての親に自身がゲイであると言えず、居場所を求めニューヨークへ行くも、挫折し帰国…。
豊富な人生経験を活かし、ショーを通して、多くの悩める人の人生を変えてきた。

ケン

古川 雄輝

クールミントの友人であり、クラブ「リトルニューヨーク」でバーテンダーとして働く元サーファー。
基本、口数は少ないが、過去に何かがあったのか、アンニュイな魅力を放っている。一方で待ち受けがネコだったり、ミントの家での会話中人形を抱えていたりと、ファンシーな1面も…。
ルームメイトになったサチに、時にヒントを送ったり、背中を押したりしているうちに、それがいつしか恋心に――。

篤史

三浦獠太

サチの幼馴染みで、地元の町で郵便局員として働く。サチがひそかに作り続けていた服を、勝手にSNSにアップして、クールミントとサチが出会うきっかけを作った張本人。サチに恋愛感情を抱いてはいるが、昔、自分が、“異性だけど親友っていいよな”と言った手前、一線を越えられないでいる。

マカロン

宇垣美里

テレビをはじめ、マスコミを通じて自己追求を目指す女性ドラァグクイーン。
かつては同じドラァグマザー(師匠)の元でクールミントと共に修行していたが、いつしか、互いに反発しあうライバルに。
日々のステージ活動に重きを置き、またそこで絶大な支持を集めるクールミントに嫉妬し、マスコミ活動を始めた。
また、クールミントはジェンダーファックと呼ばれるタイプのドラァグクイーンであるのに対し、マカロンはキャンプと呼ばれるタイプである。そもそもタイプの異なる2人である事も、不仲の原因。

本多 力

クールミントの元カレ。
「女装する男とはもうつきあいたくない」といって、なかば一方的に別れていったため、クールミントからはかなり恨まれている。
現在の彼氏・安藤をドラァグクイーンにしたいと、再びクールミントの前に姿を現すが…。

安藤

上村海成

純の現在の彼氏。クールミントのショーを見て感銘を受け、ドラァグクイーンとして弟子入りすることを強く望む。夢はドラァグクイーンの頂点に立つこと。本業として実は探偵をやっていて、後にそれが思わぬ展開を生むことに…

幸平

小木茂光

サチの父親。人生は無難がいちばんと考え、自分が理解できないものはすべて否定する保守的な信条の持ち主。
その影響で、サチは、なかば無意識のうちに「波風の立たない生き方をしなければならない」と、自分を抑えつける性格になってしまっていた。

真梨子ママ

朝加真由美

小さな手芸用品店を営む。かつてクールミントの衣装を作っていた凄腕の衣装デザイナー。現在はステージ衣装作りはやめているが、サチの願いを聞き入れて、服作りを一から教えてくれる事に…。「衣装は、人を内側から輝かせることもできる」という名言がサチの心を揺り動かす。

さやか

宮崎美子

クールミント・成田透の実の母親。生活苦から赤ん坊だった透を養子に出してしまう。再婚して、政治家の妻になっているが、トオルのことが忘れられずにいる。「いまさら会うわけにはいかない」とあきらめていた矢先に…。