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2025.10.18
「明日、滅びるとしたら」「異国で亡くした人」
柄本 明、佐々木春香、かとうかず子、弓削智久 熱演
「人生の最後に会いたい人に会える」、そんな魔法のワインが引き起こすさまざまな人生模様を描いたヒューマンファンタジー 土ドラ『介護スナックベルサイユ』(東海テレビ・フジテレビ系毎週土曜23時40分)。
見どころの1つは、宮崎美子演じるママのスナックに訪れた客が、ワインの力で会いたかった人と再会し、“人生のある大事な真実”を語り合う場面。ここに登場するのが、ドラマを彩る豪華なゲスト出演者だ。
第1話では、片岡鶴太郎、清水美砂、多岐川裕美、藤田弓子が出演。軽妙な掛け合いやしっとりとした会話を味わえるのも、経験豊かな俳優陣だからこそといえるだろう。
今月18日放送の第2話に登場するのは、柄本明と佐々木春香、そしてかとうかず子と弓削智久の4人。ドラマへの思いを聞いた。
魔法のワイン1杯目
地球最後の日に
“クセ強”社長に柄本明 謎のギャルに佐々木春香 子弟コンビがドラマで共演!
柄本 明が演じるのは、一代で土木工事会社を築き上げた本多伸夫。5年前には倒産危機を迎えるも、大きなプロジェクトに参入したことで、見事に会社を建て直した。
自身の生き様に自信を持っている本多はベルサイユでも自慢話が多く、周囲から煙たがられてばかり。
そんな男が人生の最後に会いたいと願ったのは、名前も顔も知らない若い女性・まどか(佐々木春香)だった。
実はまどかは、本多が倒産の危機を乗り越える大きなきっかけを作っていたのだった…。
このエピソードを演じる柄本と佐々木は、『劇団東京乾電池』の座長と劇団員という間柄。今年8月にも二人で朗読劇を行った師弟コンビが、ベルサイユでどんな演技を見せてくれるだろうか。
柄本 明コメント
人間って、いつお迎えが来るのか分からないじゃないですか。そう思って元気なうちに会いたい人に会ったとしても、また会いたいと思うだろうし。そして最後に会いたい人というのは人によってさまざまで、私は家族じゃないかなと思うけど、今回の本多は意外な人を選ぶ。そこが面白みだよね。
本多が会いたいと願うまどかを演じた佐々木春香はウチの劇団の子で、これまで舞台でも共演してきました。わりと長めのシーンだったんだけど、いや、良かったと思いますよ。
佐々木春香コメント
物語はファンタジーですが、介護の話や闇バイトの話などが盛り込んであって、そこが面白いなと思いました。柄本さんは座長でもあるので共演するたびに緊張するし、「どんな感じで演じてくるのだろう」と不安にもなります。それは面白みにも通じていて、柄本さんが作る流れに合わせて、自然にお芝居ができればいいなぁと思いながら演じました。
このドラマは1話の中で二つのエピソードが描かれ、毎回いろんな方が登場するので、私自身もそれを楽しみにしています。
魔法のワイン2杯目
異国で亡くした夫
かとうかず子 愛する人を戦争に奪われた女性を熱演。
50年ぶりの再会で、取り戻したものは?
魔法のワインを注文する2人目の客は、かとうかず子演じる飯田園子。大手新聞社で論説委員まで勤め上げた後、テレビの報道番組のコメンテーターへと転身し人気を博した園子。
番組でのニックネームは“鉄仮面”で、まったく笑顔を見せることなく、時事問題を舌鋒鋭く斬ることで知られた存在だった。
そんな彼女が人生の最後に会いたいと願ったのは、弓削智久演じる50年前にカンボジアで命を落とした報道カメラマンの夫・恒平だった。
カメラを片手に現れた恒平に園子はあるお願いをするのだが、恒平からも「園子に頼みがあるんだ」と言われ…。
かとうと弓削も、舞台で長期にわたり共演した仲。かとうは「よく知っている弓削君とだからこそできる、軽妙なやり取りが見どころ」と語る。息の合った二人の芝居を楽しんでほしい。
かとうかず子コメント
園子は、残された時間はあとわずかという設定で、「これは難しいなぁ」と思ったのですが、とても魅力的な脚本なので、ぜひ演じたいと思いました。ベルサイユに来店する前後はグッタリした状態なのですが、そこはメイクさんとカメラさんと監督に頑張っていただこうかと(笑)。園子は夫の死後に社会で強く生きてきたわけですが、それでも心に引っかかっていることがあり、彼に会おうと願うんです。その理由にはぜひ注目してもらいたいのですが、そこがとても面白いなと思いました。
弓削智久コメント
戦場で意図せず命を落とした恒平は、この世に悔いを残しているはず。それでも今回、園子に呼ばれて戻ってきたわけですから、嬉しい思いを前面に出して臨みました。このドラマの魅力は巧みな展開にあって、僕も台本を読んで「最高に面白いね」とすぐマネージャーに伝えたほど、見事なストーリーです。自分が演じることで、そのストーリーがより良いものになればいいなと思います。撮影自体も長回しで撮っていただいたので、気持ちの流れを上手く表現できたと思います。
雑誌『ハルメク』×土ドラ『介護スナックベルサイユ』コラボ企画実現!
ハルメク読者がベルサイユに来店!!宮崎との共演に「感激!」
国内で最も売れている雑誌として知られる『ハルメク』とのコラボ企画が実現!
読者がベルサイユの客としてドラマに出演した。
『ハルメク』は、生き方・暮らし方マガジンとして50代から支持されている女性誌で、「人生の最後をどう迎えるか」を描く今作は、読者にとっても関心が高いテーマだ。
ドラマをより知ってもらいたいと、『ハルメク』読者にエキストラ出演を依頼したところこのほど実現。読者7人が撮影に参加した。
「楽しく踊って!」「今度は、疲れた顔でお願いします!」
次々に繰り出される監督の演出に合わせて演技する姿は、エキストラ初体験とは思えないほど。
宮崎やベルサイユスタッフとの共演を楽しんだ。
「想像以上に出番が多くて驚いた」「宮崎さんが、本番直前まで念入りに準備をする姿が印象的でした」などの感想が寄せられた。
ハルメク読者も出演する第2話を、ぜひチェックしてほしい。