毎週土曜日よる11時40分

CHART

新谷 洋輔(28)

溝端 淳平

住宅設備機器会社の営業マン。狐狸山高校出身。2人兄弟の弟。
18年前、兄・雅之(当時16)を事故で失い、心に傷を負っている。が、実は雅之の事故死には、洋輔が関わっていた。その罪悪感は洋輔の心に闇を落とし、自身も高所恐怖症になってしまったうえ、時々兄の“心の声”に悩まされるようになる。また、高校生時代に体罰を受けた体育教師の樫村に恨みを持ち続けていた。卒業後、兄のことや樫村のことなどを忘れるため、故郷を離れた。就職後もそれなりの成績を残していたが、数か月前、地元の支店に異動に。そこに樫村を彷彿とさせる高圧的な上司がいて、洋輔はまた過去に引きずられるようになる。
そんな中、美郷と偶然再会し、高校の同窓会に出席することになった洋輔は、希一や和康、八真人とも久々に再会。樫村に対して、悪ふざけ的なノリで復讐計画に参加する。

竹中 美郷(28)

瀧本 美織

狐狸山高校出身。洋輔、希一、和康、八真人とは3年生の時に同じクラスだった。真面目で、成績はよく容姿も端麗。当時の洋輔にとってはあこがれの存在だった。今は地元の総合病院の受付で働いている。
ストーカー男につけられているところを偶然洋輔と再会。そのピンチを救ってもらったことから、洋輔との距離が近づくようになる。

皆川 希一(28)

佐野 岳

洋輔と小学校から高校時代までを一緒に過ごした幼馴染。
親から継いだ不動産会社を経営している。父からは甘やかされて育ち、すべて自分の思い通りにならなければ気が済まない傍若無人な性格に育った。気性は荒く支配欲も強い。樫村には1年生の頃から問題児として目をつけられていたが、体力では体育教師の樫村にかなわず、うまく抑え込まれていた。自分の思うようにいかない高校生活が嫌で仕方なかった。
樫村を痛めつけて当時のうっぷんを晴らしてやろうと、仮面同窓会を企画する。

大見 和康(28)

木村 了

洋輔と小学校から高校時代までを一緒に過ごした幼馴染。
気が弱く、今も昔も希一の金魚のフン。高校時代の樫村の天突き体操のせいで、熱中症で倒れる。そのとき脱水症状となり、その後遺症で右足に少し麻痺が残ってしまった。しかし樫村と高校側は、それを体育授業中の事故として処理してしまう。身体のこともあり、和康は自分に自信が持てず、卑屈な性格になった。
こんな惨めな生活をしているのも、すべて樫村のせいだと思っている。

片岡 八真人(28)

廣瀬 智紀

洋輔と小学校から高校時代までを一緒に過ごした幼馴染。
落ち着いた性格で真面目。現在、大学職員として学生課で学生の相談に乗っている。美男で女子からの人気も高く、高校時代も学校NO.1の美人と言われた日比野真理と付き合っていた。しかし性格の不一致から別れ、卒業直前に真理は自殺してしまう。なぜか性格が真逆な希一とはウマが合い、子どものころからずっと行動を共にしている。そのため優等生だったが、樫村から目をつけられていた。社会人になってからも、地元に残った希一、和康と3人でよくつるんでいる。
洋輔にとっては、3人の幼馴染のうち最も心が許せる相手。

日比野 真理(享年18)

吉田 志織

洋輔たちと同じ狐狸山高校に通う。
優等生で相当な美人。ゆえに、女子たちから疎まれ友達はほとんどいなかった。高校時代、八真人と付き合っていたが、一方的に八真人から別れを切り出される。
卒業直前に飛び降り自殺。

上原 加奈子(38)

雛形 あきこ

狐狸山高校の美術の教諭。美人で生徒達の憧れの的だった。 しかし実は金の亡者で、ブランドを買い漁るのが趣味。そのため常にカード借金を抱えており、教材費の水増し請求をするなどの不正も働いている。今も高校で教鞭をとっているが、私生活は相変わらず、金遣いが荒い上に男性関係も自由奔放。今は樫村と不倫関係にあるうえ、地元の資産家である希一に近づき、男女の関係を持っている。

ストーカー男(34)

美郷にストーキングしていて、やがて美郷を助けた洋輔にも近づいてくるように。

樫村 貞茂(54)

渡辺 裕之

狐狸山高校の元教師。教師時代は体育が専門で、生活指導も担当していた。前時代的な根性論・教育論の持ち主で、教師たるもの圧倒的な力でもって生徒をおさえこみ、正しい道を強制的にでも歩かせることが正義だと思っている。特に男子生徒には厳しかったが、不良たちを力でねじふせる姿が、一部の女子生徒には男らしく映り、人気があった。
同窓会後に、洋輔たちから天突き体操の復讐をされた後、遺体で発見される。