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囲み会見リポート
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溝端淳平 トンネルを抜けた先に出会った刺激的な作品
先日都内で囲み取材会見が行われ、主人公・新谷洋輔役の溝端淳平さんと、洋輔のクラスメイトで憧れの女性、竹中美郷役の瀧本美織さんが登壇しました。
とても仲の良い二人の掛け合いは絶妙。ドラマの内容とは正反対(?)の、現場の和やかな雰囲気をほうふつとさせながらも、ハラハラドキドキの見どころについてもしっかり語ってくれました!
溝端淳平「蜷川幸雄さんと出会い、その成長をこの作品に出せた」
8年ぶりの民放ドラマ主演ということについて聞かれた溝端さんは、「8年前とはお芝居に対する考え方が明らかに違います。僕は蜷川幸雄さんとの出会いが大きかったのですが、舞台で難解な物にチャレンジしてきて、成長できるように精進してきた8年間でした。そして素敵な役、素敵な作品に出会い、経験したものを映像でも出せたかなと思っています」と熱く語りました。
23,4歳のころに、“このままでは自分は成長ができない”というトンネルに入ってしまったような感覚にかられていた溝端さんは、演出家の蜷川幸雄さんに出会い、舞台に没頭しました。
「事務所の社長と30歳頃に今より映像の話がたくさん来るような役者になれればいいと話していたので、30歳間近のこのタイミングでドラマの話をもらって鳥肌が立ちました。言葉に出してそれを精進することによって、思いは届くのかなという気持ちはありました」と今の思いを伝えました。
洋輔の役作りについては「僕は人とは正面から目を見て話すタイプなのですが、洋輔はどちらかといえば、あまり相手の目を見ず、挙動不審気味なところがある青年で、小股で歩き、猫背で歩くわかりやすい役作りはしました。特徴がない中、あえて探っていく作業が苦労とかしんどいというよりは楽しみでしかなかった」とコメント。今までの積み重ねてきた努力や苦労があったからこそ、役作りへの自信を垣間見ることができました。
瀧本美織「高校の制服姿、本当に失礼しています(笑)」
回想シーンで高校生役を演じ、その制服姿も話題になっている瀧本さんは、「本当に失礼しています(笑)。現役から10年経っているのでやっぱり恥ずかしいですね。でも、年齢は関係ないぞという気持ちで、この役から前向きな気持ちももらっています。だからどんな役でもやっていこうと思っています」と、明るく答えていました。
現場の雰囲気について聞かれた瀧本さんが、「男子チームは本当の同級生みたいで楽しそうです」と話すと、溝端さんは「現場では、僕ら役者陣だけでなく、スタッフ皆が瀧本さんのファンです。場を和ませてくれますし、存在自体がオアシスです」と現場の和気あいあいぶりを披露しました。さらに瀧本さんの“オアシスぶり”を具体的に挙げた溝端さんは、「天然だと思います。誰も信じないような冗談をずっと信じています。そして笑いのツボがとても浅くて、真面目なシーンでもすぐに笑ってしまうんですよ」と付け加えました。「それは申し訳ないです…」と謝りつつ瀧本さんは、「洋輔を演じているときに溝端さんが、“子犬のような目”をするときがあるんです。普段から目力がとても強い方なので、それをワザと役作りで消しているんですけれども、子犬のような目を見るとつい笑ってしまうんです」と話していました。
溝端淳平「瀧本さんはあまりにも純粋。こんな奇跡の人っている!? 全部が仮面では!?」
タイトルの『仮面同窓会』にちなみ、「お互いに仮面を被っているなと思うところは?」との質問に対して溝端さんは「あまりにも屈託がなくいつも笑顔で誰も傷つけないという彼女それ自身が全部仮面なのでは!? こんな奇跡の人っている!? と思うような、純粋な方です。今日もいい仮面被っているもんね?」と瀧本さんをからかう一幕も。そんな溝端さんに対して瀧本さんは、「普段から溝端さんは自分をさらけ出している方なので、仮面は被っていないと思いますが、繊細ぶるところはありますね。“僕、繊細なので”とよく言っているときがあります」と逆襲。溝端さんは「僕はすごく強い人間に思われることが多いので、そんなことないんですよという意味でそういうことを言う傾向がありますね」と苦笑し、会場を和ませていました。
最後に本作の見どころについて溝端さんは、「展開が早くてハラハラドキドキする作品になっています。監督もぞくぞくするような演出がお得意な方なので、画で見せたり、描写で見せたりするところもありつつ、台本もとても面白いので、視聴者を飽きさせない、いい意味で毎話裏切っていく作品だと思います。土曜の夜は『仮面同窓会』を観て、ドキドキして眠れなくなると思います」と力強くアピールし、 瀧本さんは、「予想できない展開がたくさんあります。この先ふたりがどうなっていくのか、注目していただけると嬉しいです。土曜の夜は、『仮面同窓会』で夜更かししましょう!」と締めくくりました。