
火山もドラマも、“自分を知ること”
オトナの土ドラ『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』の制作発表会見が行われ、主演の滝沢秀明さんが歌うドラマ主題歌『記憶のカケラ』が流れる中、滝沢秀明さん、遠藤憲一さん、片岡鶴太郎さん、谷村美月さん、横山めぐみさんが登壇しました。
滝沢秀明さん
初の弁護士役「弁護士の役作りは正直、苦労してます」
初の弁護士役ということに、「非常に難しいです。弁護士として冷静な部分も保ちつつ、自分の案件をやらなくてはいけないということで、役作りは苦労しました。事件に立ち向かっていく男の成長物語が同時進行しているので、そこも意識しています」と語る滝沢さん。また、約9年ぶりの主題歌担当ということへの質問に、「嬉しいです。ドラマの世界に合った楽曲と出会えた。ドラマを盛り上げられたらいいと思います」と話した。そして、最近は火山探検家としての顔を持つ滝沢さんだが、ドラマの撮影と火山探検の共通点を聞かれ、「どちらもまず、自分を知ることだと思う」と語りました。
拘置所のガラス越しだから、くだけた話ができない(笑)
滝沢さんは遠藤さんと15年前にも共演。滝沢さんは、「改めてご一緒できると聞いたときにはとても嬉しかった。最初はちょっと怖い方かなとびびっていたんですけど、とても優しい方でした」と話し、遠藤さんも、「最初に会ったときに、とても美しい顔をしている人だなと思った。今もその印象は変わらない。撮影の合間で本当はもっとバカ話をしたいんですが、さすがに今回こういうテイストのドラマなので、あまり話せないんだよね」と笑う。その答えに滝沢さんも、「遠藤さんとはずっと(拘置所の)ガラス越しなので、なかなかくだけた話ができないですね」と応じました。
さらに、「昔からタッキーはお芝居が上手だったけど、オトナの色気がついてきた」と遠藤さんは滝沢さんをベタ褒め。
遠藤憲一さん
「27歳の青年役に挑む!カツラ被って出てきたら、20代の役だなって思って(笑)。もちろん心は20代の気持ちです」
27歳の若者も演じる遠藤さんは、「罪を犯して刑務所に入る役は今までたくさん演じてきましたが、死刑囚はおそらく初めてで、20代を演じるのも初めて。スタッフさんがいろいろと苦労してやってくださっています」と話す。さらに、「もし20代に見えなくても、カツラかぶって出てきたら、あ、20代の役なんだなって頭にインプットしてください(笑)。もちろん心は20代の気持ちでやっています!」と笑わせてくれました。
片岡鶴太郎さん
「ヨガをして精神整えて、膨大なセリフを覚えています」
俳優としての顔の他、ヨガマスターでもある片岡さん、「このドラマに関してはヨガをして精神整えてちゃんとしておかないと。皆さんセリフが膨大なんです。膨大なセリフ量、ちなみにタッキーは自分の家で反復・反復で覚えるしかないと言っていました」と片岡さんはセリフの多さをヨガの精神力で乗り切っている様子。
谷村美月さん
「久しぶりに髪を染めて役作りしています」
滝沢さんと共演しての印象を質問された谷村さんは、「(最初にお会いしたときは)あ、本物だと思いました」と視聴者目線!? の発言。役作りに関しては、「今回は久しぶりに髪を染めて、見た目から役作りをしています」と話していました。
横山めぐみさん
「リスペクトしかない。タッキーについて行きます」
自由奔放な母親の役どころについての質問には、「以前出演した東海テレビのドラマ『真珠夫人』とはうって変わって、かなりキツイ役ですが、自分の本能に忠実で、野生児みたいな人ということで、自分にもなきにしもあらずの部分を大きく膨らませております」と横山さん。また、滝沢さんのイメージを聞くと、「繊細で華のある美しい俳優さんという印象は昔と変わらず。ただ、年始の特番での火山探検家のタッキーを見てしまったので、今はリスペクトしかなくて、このリーダーについていけば、このドラマは成功する。この人について行こうと思います」と話しました。
また、記者からの「皆さんにとっての“家族”という存在は?」という質問について、滝沢さんは、「いろんな愛の形があると思いますが、家族の愛というのは“究極の愛”だとこのドラマで感じました。普段はあたり前の存在ですが、このドラマを通じて、改めて家族の愛って何だろう? と、考えていただきたいと思います。ぜひ、家族揃ってみてもらいたい」と語りました。遠藤さんは、「僕は家族といえば、女房になります。自分のダメなところをとことんへこむぐらい突いてくれて、やっと少しずつ変わって今の自分がいるんです。素晴らしい恩をいただいているので、残りの人生は恩返ししていきたいと思っています」と話しました。また谷村さんは、「家族は当たり前の存在になっているので、日々感謝しなくてはいけないと改めて思いました。私がこうして前向きにお仕事をしていくのが恩返しだと思っています」と。横山さんは、「いつも私の仕事を楽しみにしていてくれて、私にとっては心の支えですね」とそれぞれ話しました。
一方、昨年離婚を発表した片岡さんは、「私にとって、その質問はケンカを売っているのでは?」と前置き、「私は一人になりましたが、新たな家族の重みは感じています。私は息子が3人いて、家内とは離婚しましたけど、皆、独立して、一見バラバラなようですが、大人としてそれぞれの存在を見守っているという家族でございます」と語りました。
2月3日・節分の日にドラマスタート!!ということで、
ドラマの撮影安全祈願、視聴率祈願で豆まきを開催!!
鬼役で登場したのは、神奈月さん!!

制作発表会見の最後に、ドラマの初回放送が2月3日の節分ということで、ドラマの撮影安全祈願、視聴率祈願で、出演者、そして会場のお客さんによる豆まきが行われました。プロレス好きの滝沢さんにちなんで、鬼役を買って出たのは武藤敬司さんに扮した神奈月さん。ちなみに神奈月さんはドラマ出演も決定し、「スナックのお客さん役で普通のメイクで出演しました。正直、非常にラッキーです」とニッコリ。終始和気あいあいとした雰囲気で制作発表会見は終了しました。 最後に滝沢さんは、「本当に骨太で泣けるドラマ。最終回までこのメンバーで突っ走っていきたいので、応援よろしくお願いいたします」と、オトナの土ドラ『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』を力強くPRしてくれました。