2018.12.15更新

星野源「七之助くんとは普段は友達なので、対談は照れくさかった

中村七之助が星野源の創作の“源”を探る

七之助さんのトークゲストは、プライベートでも交流のある星野源さん。先月11月に行われた、勘九郎、七之助兄弟の父・十八代目 中村勘三郎さんの「七回忌追善公演　平成中村座　十一月大歌舞伎」公演を観劇した星野さんが、七之助さんの楽屋を訪れました。

多忙な星野さんが「お寿司を食べたい」と言っていたと耳にした七之助さん。星野さんをお寿司でもてなそうとしますが、中々、中村座の中から出ようとしません。そして星野さんを、平成中村座の中をぐるりと案内したところで客席に戻ると、そこには特設のバーカウンターが！まさかの平成中村座の中でお寿司を食べるサプライズ！ホストの七之助さんの粋な計らいが続くなか、次第に七之助さんが星野さんの創作の“源”を探っていきます。

「源さん」、「七之助くん」と呼び合う仲

舞台やライブ等、お互い仕事の話から始まった2人。七之助さんが最初に星野源さんを知ったのは、映画「地獄でなぜ悪い」を観てから。(橋本公次役を演じた)星野さんに大笑いして、“最高の役者さんだ”と思ったというエピソードを話します。そしてこの世界を目指したきっかけなどを、幼少期の頃から父親・勘三郎さんへの憧れから見よう見まねで歌舞伎の世界に入った自身の話などを交えて、星野さんに質問していきます。

その星野さんは中学生の頃からひっそりと作詞・作曲をしていたと告白。「ひどいのばかり。暗かった」と苦笑する星野さんに「聞きたい！」と反応した七之助さんは、「星野源の暗い曲、皆、聞きたいですよ。中村座でどうですか？」と提案、星野さんは「せっかくの中村座なのに？」と笑いで返していました。

やがて話は、2019年の仕事について進んでいきます。初の5大ドームツアー「星野源 DOME TOUR 2019 「POP VIRUS」」を控えている星野さんにエールを送る七之助さん。最後に星野さんが2019年の目標を、“極めつけ”のひと言で表現し終了。対談中の2人は、「源さん」、「七之助くん」と呼び合うほど、仲の良さが感じられました。収録後、星野源さんに感想、そして中村座の印象等をお聞きしました。

星野源「七之助くんとは普段は友達なので、対談は照れくさかった」

「七之助くんに案内していただいて、舞台の裏側も全部見せていただき、花道も歩かせていただきました。中村座の舞台に上がれるとは思っていなかったので、とても幸せな気持ちになりました。七之助くんとは普段は友達なので、今日の収録は若干照れくさい部分がありましたが、仕事の話を中心に楽しい話がたくさんできたので、とても良かったです。
中村座の舞台は、昔ながらの歌舞伎の観劇の仕方というものを体験できる場所ですし、この上演のために作った劇場ということも凄いと思います。(浅草という)場所も雰囲気がありますし、勘九郎くんと七之助くんが醸し出す空気みたいなものが年々魅力的になっていき、他にはないものだと感じます。やはり(父である)勘三郎さんの匂いや、勘三郎さんへの想いを出演者の皆さんはもちろん、観ている方も含めて全員が持っていると思います。そういう雰囲気が、客席、お客さんも含めて素敵な場所だと感じました」。

2018.12.23更新

中村勘九郎「柄本兄弟とは、やっぱりつながっている」

初の兄弟対談！まさかの奇跡が！？

　東海テレビ開局60周年記念『勘九郎・七之助の極め付け！ 座・中村屋２』では、歌舞伎界の次世代を担う中村勘九郎、中村七之助兄弟が、普段から交友のあるゲストを迎え、様々な話題をざっくばらんにトークしていきます。2018年年始に放送され、好評を博した番組の第2弾です。
　今回、中村勘九郎、中村七之助兄弟がゲストに迎えたのは、柄本佑、柄本時生兄弟。父親同士(中村勘三郎さん、柄本明さん)が仲が良く、子供の頃から旧知の仲でしたが、何とじっくり話すのは初めてという4人！　中村屋行きつけのベトナムレストランで初の兄弟トークが実現しました！

　４人が初めて出会ったのは、お互いの父である中村勘三郎さん、柄本明さんが出演していた舞台『浅草パラダイス』の楽屋だったそうです。まだ４人とも子供の頃で、「楽屋で波乃久里子さん（勘三郎さんのお姉さん）のひざの上で寝てしまった」と当時10歳の時生さんのかわいらしいエピソードも飛び出し、盛り上がる４人。「その頃から(柄本兄弟は)近しい人だと植え付けられてきた」と話す七之助さんに、「僕らも同じ感覚だったので嬉しい」と佑さん、時生さんも改めて縁を喜んでいました。
　そして話題は佑、時生兄弟が芸能界に入ったきっかけや、お互い偉大な父親を持ったからこそ、改めて感じる父親の存在、影響についてなど続きます。幼少の頃、自作したお芝居を勘三郎さんに見せていたという勘九郎さんと七之助さん。「それ、お父さんも嬉しかったんじゃないですか？」と感心する佑、時生兄弟に、勘九郎さんは「今、同じことを自分の子供がやってくれる。真似してくれるのは嬉しいけれど、“どうして、そういう（物語の）展開になるんだ？”と少しイラっとなっちゃう」と苦笑。一方、佑さん、時生さんも幼少の頃に父親の劇団の舞台を観に行った時に「(舞台にいる)親父の姿がとても楽しそうだと思った」というエピソードを披露。幼い頃からすぐそばにお芝居がある4人ならではの面白トークが展開します！
　さらに、『柄本兄弟に聞きたい10の質問』を佑さん、時生さんに○×で答えてもらう中村屋の2人。「兄or弟はずるいと感じることがある」、「家で特別なルールがある」など様々な質問をする中、「生まれ変わったら違う仕事をしてみたい」の質問に対しての答えで奇跡の一致が！！　なんと兄・佑さんと弟・七之助さん、弟・時生さんと兄・勘九郎さんが同じ答えだと判明！「こんなことあるんだ!!」と、驚きを隠せない４人の話は必見です。
　最後に、2019年の目標を“極め付けの言葉”で佑さん、時生さんに発表していただきトークは終了。収録後、柄本佑さん、柄本時生さん、中村勘九郎さん、中村七之助さんに番組の感想をお聞きしました。

柄本佑さん

純粋に楽しかったです。(勘九郎・七之助兄弟とは)どこかで遠くない存在だと思っていたところがあったので、今日、こういう場を設けていただいて非常に嬉しい機会でした。うちの親父に「勘九郎さんと七之助さんと兄弟対談するんだよ」と言ったら、「いい仕事もらったな」と、とても喜んでいました。

柄本時生さん

普段なかなかお会いする機会がなくて、こうして兄弟で会わせていただいて感無量です。 勘九郎さんと僕が(感性、趣味などが)似ているということにとても驚きました。さらに七之助さんと兄が似ているということにも驚いていますし、こういう組み合わせになるんだと不思議な気持ちです。こういう機会でしかお話できない内容だったと思うので、ただただ来て良かった、楽しかったです。

中村勘九郎さん

今日は本当に楽しかったです。なんとなく(柄本兄弟とは)遠い存在ではないと思いながら、今日ちゃんと話しができて、まさかの展開もありまして不思議でしたが、やっぱりつながっていると思いとても嬉しかったです。それぞれの兄弟の関係性など本音でお話しています。きっと観てくださる方にも、何か、伝わっていただけるものがあるかと思います。

中村七之助さん

柄本兄弟とはこれまであまりお会いする機会がありませんでした。ただ、父親同士の関係性もあり、とても遠くない存在だったのに、今まであまり話したことがなかったので、最初は少しむずがゆかったです。でも話してみると偉大な父を持つという共通点がここまで引き合わせるのかなと、少し怖かったです。４人が本音で話していますので、この４人が好きな方は、倍おもしろい番組になっていると思います。

　歌舞伎界の次世代を担う中村勘九郎、中村七之助兄弟が、ゲストの面々とトークを展開する特別番組の第二弾。「人生」「仕事」「家族」にまつわるゲストの極め付けの言葉を聞き出します。
　2019年1月4日放送、「東海テレビ開局６０周年記念『勘九郎・七之助の極め付け！ 座・中村屋２」にご期待ください。

2019.01.03更新

中村勘九郎「かけがえのない同級生、あっくんと祐実ちゃん」

　東海テレビ開局60周年記念『勘九郎・七之助の極め付け！ 座・中村屋２』が、2019年1月4日（金）13時45分から放送されます。この番組では、歌舞伎界の次世代を担う中村勘九郎、中村七之助兄弟が、普段から交友のあるゲストを迎え、様々な話題をざっくばらんにトークしていきます。2018年年始に放送され、好評を博した番組の第2弾です。
　中村勘九郎さんがゲストに迎えたのは、安達祐実さんと金子ノブアキさん。この３人は堀越高校の同級生。卒業してから20年の月日が過ぎ、勘九郎さんの提案で、“同窓会”が行われることになりました。

安達祐実「長い髪は絶対に三つ編み。堀越は校則が厳しかった」

　勘九郎さん、安達さん、金子さんが訪れたのは都内にある鳥料理専門店。ちなみに３人は学生時代から、「アニ(勘九郎さん ※弟・七之助さんと一緒に堀越学園に転校してきた経緯から)、あっくん(金子さん)、祐実ちゃん」、と呼び合っているそうです。乾杯の後、２０１９年の目標を安達さん、金子さんに聞いた勘九郎さん。「ご縁を大事に仕事を頑張ります」と金子さんが話すと、「私は筋肉をつける」と、安達さん。その言葉に反応した２人に、「昨年人間ドックに行って、筋力がないと先生に言われて」と安達さんが会話を続けるや否や、話題は互いの健康の話に……。そして番組恒例の座右の銘、“極め付けの言葉”が２人から発表されました。
　さらに話題は現在の堀越学園の話に移ります。ＶＴＲで今の様子を見た勘九郎さん、安達さん、金子さんは、全体的に綺麗になった校舎や体育館に驚くばかり。ただ、食堂に入ると金子さんが大好きだったメニュー、“ポテからセット”は健在で、「懐かしい!!」と喜ぶ金子さん。しかし時の流れなのか、制服もカバンもお洒落な印象に変わっていたらしく「えっ!?」と唖然とする安達さん。堀越高校はとても校則が厳しかったそうで、「校門の前で一礼するのは当たり前、女子は三つ編みで、男子も髪の長さは耳を超えてはいけない等、見た目からいろいろと厳しかったよね」と金子さん。「堀越は厳しかったよ……」と安達さんも勘九郎さんもうなずきます。そんな中、一人暮らしを始めた勘九郎さんの部屋にみんなで遊びに行った話や、当時女形をしていた勘九郎さんが母親の声真似をして学校に電話して、ずる休みに成功した話など、学業と仕事を両立していながらも青春を謳歌していた３人の高校時代の話は尽きない様子でした。
　さらに途中から共通の友人、同級生の“まこちゃん(田中さん？)”も合流し、さらにプライベート感が増した３人は、お互いの家庭、子供の事などを話していきます。普段の俳優業とは違った、３人の素が垣間見えるような姿は必見です。収録後、安達祐実さん、金子ノブアキさん、中村勘九郎さんに番組の感想をお聞きしました。

金子ノブアキ「まずは健康の話から。歳を取るとはこういうことかな(笑)」

金子ノブアキさん
同級生のグループラインがあるので、近況はなんとなくはわかってはいましたが、久しぶりの再会だったのでとても嬉しかったです。高校卒業してから20年が経って、久しぶりに会うと、まずは健康の話からなんて、歳を取るとはこういうことかな、年月は経ったと思いました(苦笑)。でも、みんなで家族や子どもの話をしたりとても楽しくて。同窓会をしたかったのに、なかなか機会がなかったので、こういう機会を作ってくれたアニ(中村勘九郎さん)に感謝しかないです。

安達祐実さん
私はたぶん２人に会うのは10年ぶりぐらいでしたが、こうして会うとすぐに打ち解けられたので、(会話の)ノリみたいなものは昔と全然変わっていないのがとても嬉しかったです。同級生が番組で集まって話をするという機会はあまりないと思いますし、こういう機会で２人に会えたのもとても新鮮でした。私自身、こんな素の姿は(ＴＶで)あまり見せたことがないかもしれないです。会えて嬉しかった、とても楽しかったです。

中村勘九郎さん
本当に楽しい同窓会でした。やはり同級生の友達はかけがえがないですし、こういう関係性は一生続くと思います。将来、それぞれの子供たちが大きくなって一緒に食事をする仲になって、その姿を見ながら我々も横で(お酒を)飲んでいたり等、これからもいい関係を続けたいです。お正月に皆さんでのんびり観ていただきたいです。そしてこの放送をご覧になった後、ちょっと同級生に会いたくなった、電話してみようかなと思っていただけるのであれば嬉しいですね。

歌舞伎界の次世代を担う中村勘九郎、中村七之助兄弟が、ゲストの面々とトークを展開する特別番組の第二弾。「人生」「仕事」「家族」にまつわるゲストの極め付けの言葉を聞き出します。
2019年1月4日放送、「東海テレビ開局６０周年記念『勘九郎・七之助の極め付け！ 座・中村屋２」にご期待ください。