9月6日、北海道で発生した最大震度7の地震。
もし今、電気、水道、ガスとライフラインが全て止まってしまったら…。そんな時に役立つ「日用品でできる防災アイテム」を紹介します。

■懐中電灯×ビニール袋で明るく
発生直後から北海道全域で停電し、混乱が広がった今回の地震。そんな時、とても役に立つのがどの家庭にもある「ビニール袋」です。
懐中電灯だけでは、部屋全体を明るくするのは難しいですが、膨らませたビニール袋を膨らませて取り付けるだけで、光が乱反射してかなり明るくなるんです。
他にも、水を入れたペットボトルを懐中電灯の上に置いても同じ原理で明るくなります。

■背負って給水所へ…リュックでタンク
続いてのお役立ちアイテムはリュックサック!
断水した時に受ける給水。実はリュックサックとゴミ袋で、簡単に「給水タンク」が作れるんです。
こちらも作り方はカンタン。リュックサックに袋を2重や3重にして水を入れていくだけ。水がこぼれると大変なので、必ず手で押さえながら入れるようにして下さい。
水を入れたら、1つずつ袋の口を縛って完成です。
リュックサックと袋の大きさにもよりますが、10リットルほど入りました。背負うことで両手が空き、道路状況が悪くても持ち運びしやすくなります。

■材料は2つ「簡易オムツ」の作り方
地震が起きると、流通のためのインフラがストップし、物資の不足が相次ぎます。
赤ちゃんがいる家庭で、無くなってしまうと困るのがオムツ。そんな時は、ビニール袋とタオルで代用できます。
ビニール袋を縦長に切ったら、おしりの部分にタオルを敷きます。あとは大きさを調整して、持ち手の部分を横で結んで固定したら完成です。
上山アナ:
「できました!オムツのような形になって赤ちゃんにフィットしてます。タオルやビニールは洗えば何回も使えますね」

■お湯なしでも食べられる!カップ麺
最後は、今警視庁のツイッターで話題になっている「水でカップ麺作り」。
お湯が手に入りづらい災害時を想定してカップ麺を水で作ってみた!というものなんですが、実際にやってみると、5分ではまだ麺がふやけた段階。
しかし20分ほど時間が経つと食べやすく!試してみたカップ麺では、塩味がさっぱりしていて、意外とおいしく食べられました。
災害に備えて、「水で食べるならこの銘柄」と自分好みのカップ麺を見つけておいたり、調理時間を色々と試してみたりするのもよいかもしれません。