少し小さめのコロッケに、餃子…。普通の総菜のようにみえるのですが、実は“お菓子”なんです。今、惣菜をスナックにした『まんまお菓子』が人気を呼んでいます。
味もまるで本物と話題になっていて、半年間で売り上げは540万個と大ヒット!どうして「総菜」をお菓子にしたのか、開発の現場を取材しました。

■総菜のスナック菓子とは…
まずは街でコロッケのお菓子を試食してもらうと…。
30代女性:
「コロッケだ、めっちゃコロッケ」
20代女性:
「味はまさにコロッケ」
50代女性:
「うん、うん!噛むとコロッケ!」
別の20代女性:
「牛肉コロッケとか、売ってるコロッケをギュっとした、ちゃんとお肉の味も香りもする感じがしました」

食べた人が、まるで「コロッケみたい!」と、驚くお菓子。それが、UHA味覚糖の「コロッケのまんま」。
実際にコロッケと並べてみると、一口サイズで小さめですが、衣に覆われていてその名の通り、見た目はコロッケの「まんま」です。ちなみに、中身はコロッケに比べると、少し隙間がありますが、スナック菓子といった感じです。

この「Sozaiのまんまシリーズ」、コロッケの他にも餃子そっくりな「餃子のまんま」なども販売。見た目は揚げ餃子そのものです。
これまでに、チンジャオロースそっくりの「青椒肉絲のまんま」や、「エビシューマイのまんま」など31種類を販売。独特の味とインパクトが話題を呼び、去年9月、発売から半年でシリーズ累計540万個以上を売り上げる大ヒット商品となっているんです!

■本物の総菜に手を加えて作っていた
この「コロッケのまんま」、総菜のコロッケをそのまんまお菓子にしているんでしょうか?訪れたのは大阪市になる販売元の「UHA味覚糖」。製造過程が気になるのですが…。
UHA味覚糖・足立絵里さん:
「作っているところは少し難しいです、企業秘密になってまして」
残念、企業秘密で撮影NG!でも試作の現場であれば、と特別に開発の様子を取材できることになりました。試作の研究室を訪れると…。
UHA味覚糖開発部・塚本慎平さん:
「ちょうど試作をしているところ。今揚げてるのはコロッケです」
清水亜里沙アナウンサー:
「まずは本当のコロッケを作るんですね」
「Sozaiのまんま」シリーズ、使っているのは本物の総菜で、さらに手を加えてお菓子にしているんです。そのため、「コロッケのまんま」の場合、原材料は肉や玉ねぎ、マッシュポテトなどコロッケの材料そのもの。
そして、研究室を見回してみると、メンマや春巻きが…。
清水アナウンサー:
「このあたりの惣菜は何用ですか?」
UHA味覚糖・塚本さん:
「まだ私たちもやったことない素材を今回どうなるかなと思って用意しました」
清水アナウンサー:
「これからまさに試作しようとしているものですか?」
UHA味覚糖・塚本さん:
「どうなるか全然分からないですけど(笑)」
そう言って取り出したのはメンマ。
UHA味覚糖・塚本さん:
「2本ぐらいにしときましょ、怖いんで」

そして、メンマを油の中へ…。
清水アナウンサー:
「なんか怖い音がしていますよ、大丈夫ですか?ボコンボコンいってますよ」
UHA味覚糖・塚本さん:
「爆発したら逃げましょう(笑)」
清水アナウンサー:
「その可能性もあるんですね…」
油で揚げること5分、表面がこんがりとしてきました。その味は…?

清水アナウンサー:
「あっつ~い、メンマ…」
UHA味覚糖・塚本さん:
「サクサクしないですね…このままだと全然商品化にならないですね(笑)。このやり方ではメンマは無理だなって」
清水アナウンサー:
「これでメンマが商品化できないというわけでなくて?」
UHA味覚糖・塚本さん:
「やり方を考えないとってことになります」
揚げてダメなら、乾燥させてみるなど、試行錯誤してスナック菓子にしていくそうです。これまでもUHA味覚糖は、素材をそのままお菓子にした「おさつどきっ」や、新食感のソフトキャンディー「ぷっちょ」など、お菓子の新ジャンルを開拓してきました。
でもどうして総菜をわざわざお菓子にしようと考えたのでしょうか?
UHA味覚糖・塚本さん:
「最近、食事とお菓子の境目が少なくなってきているんじゃないかという考えに行き着きまして、誰もシューマイを持ち歩かないじゃないですか。だけど、スナック化することで持ち歩けますし、食べたい時に食べられる。新しい市場があるんじゃないかということで始めました」
総菜をそのまんまお菓子にした「まんまお菓子」、お菓子の新ジャンルになるかもしれません。