中日ドラゴンズがドラフト1位指名した根尾昂選手の故郷、岐阜県飛騨市。
2日、根尾選手が通う大阪桐蔭高校の吹奏楽部の一団がやってきました。その数、大型バスで3台!大阪から4時間…。一体なぜ、飛騨にやってきたのでしょうか?

女子生徒:
「甲子園の応援に来てくださった方が見に来てくださっていると思うので、そのお礼もかねていい演奏ができるようにしたいと思います」
別の女子生徒:
「心をこめて根尾くんにも、飛騨市の方々にも何かを届けられる演奏会になればいいなと思います」
根尾選手を中心に春夏連覇をなし遂げた大阪桐蔭高校。飛騨市の人たちは、地元のスター・根尾選手のために毎試合、甲子園に応援に行っていました。そのお礼として、飛騨でコンサートを開くことになったのです。
大阪桐蔭高校の吹奏楽部。実力は野球部にも負けない”超一流”。全国のコンクールで数々の賞を獲得し、海外にも遠征。年間およそ80公演を行います。

飛騨市の会場でも、開演前から長い行列ができました。
男性の来場者:
「もう大好きです、チケットがとれましたおかげさまで」
男子高校生の来場者:
「甲子園で演奏していた応援歌を、全部を聴けたらいいなと思います」
会場はおよそ700人の観客で超満員、根尾選手の両親も駆けつけました。

大阪桐蔭高校吹奏楽部・梅田隆司総監督:
「(甲子園で)何より驚いたのが、飛騨ナンバーのバスが延々と来る。3、4,5、6台!これはほんとにありがたいなという思いで、ぜひご挨拶に伺えればと思って参りました」
大阪桐蔭を代表する応援歌「ウィリアム・テル序曲」。甲子園のスタンドを思い出し、観客もノリノリです。

さらに、ステージ上でバットを取りだし、観客に向かってフルスイング!これは、大阪桐蔭の名物「リクエストコーナー」。ボールを受け取った観客は演奏してほしい曲を選ぶことができます。
リクエストは、飛騨市が舞台となった映画「君の名は。」メドレー。この日のために練習を重ねてきた曲で、飛騨の人たちに「恩返し」しました。

女性の来場者:
「素晴らしかったです。『君の名は。』がすごい良かったです」
男性の来場者:
「感動ですね、インパクトというか、生音というか」
別の女性来場者:
「甲子園も思い出して感動しました」