フィギュアスケートの宇野昌磨選手の素顔をつづった本が11月発売され、ファンの間で人気となっています。書いたのは宇野選手をもっともよく知る「弟」です。
9日の名古屋市内の書店。そこには、ソワソワした様子の大勢の女性が…。
女性:
「四国の方、高知から来ました。(Q.何て声かけたいですか?)分からないです…もうそんな…」
皆さんが楽しみに待っていたのは、フィギュアスケート・宇野昌磨選手の魅力がたっぷり詰まった本の出版記念サイン会。
その著者は…。キラキラした瞳が宇野昌磨選手にソックリですが、それもそのはず。
宇野樹さん:
「宇野樹です、フィギュアスケートの宇野昌磨の弟です」

そう、宇野昌磨選手の弟の樹さんです。
高校2年でモデルとしても活躍している樹さん。昌磨選手と比べてみると、あのハートを鷲づかみにされる目力と、どこか腕白さを残した笑顔…。よく似ています。

樹さん初の著書として11月発売された、「兄・宇野昌磨」。兄弟で写った秘蔵写真や、弟だけが知るプライベートの意外な一面、そしてスケートに打ち込む姿がたっぷり掲載されています。
宇野樹さん:
「周りの皆さんが兄のことを話すときに、ここ違うなと思うことがあって。ホントのこと知ってもらいたいなと思いました。兄がどんな感じで頑張って来たのかを読んでほしいです」
東海テレビに残っている映像には、8年前の昌磨選手と樹さんの様子が…。ちょっと賑やかで手荒い感じもしますが、仲のよい兄弟だった2人。
また、今年8月、グランパスの試合では兄弟2人でユニフォーム姿でピッチに登場し、キックインセレモニー。スタンドで観戦する貴重なツーショットも見せてくれました。
樹さんにとって、昌磨選手はどんなお兄さんなのでしょうか…。
樹さん:
「すごい世間では有名な人ですけど、身近ではゲームが好きなゲーム仲間です。(Q.ライバル心とかはあるんですか?)特に…ゲームではたまにありますけど、日常ではないです」
スケートでの活躍にはあまり関心がない様子。でも、それくらいが昌磨選手には心地よいのかもしれません。
ちなみに本の中には、浅田舞さんや真央さんとのエピソードも。樹さんの誕生日には、姉妹そろってお祝いしてくれたそう。さらに昌磨選手が「スケート人生」を歩むことを決めたのは真央さんのこの一言。
真央さん:「フィギュアスケートしよう」

本を読んだファンは…。
ファン:
「天然でふわ~っとしたイメージだったのが、壁叩いて泣くってエピソードを読んで、激しい所もあるんだなと知りました」
別のファン:
「弟さんは宇野選手の“お守り”なんだなと思いました」
ちなみに、兄・昌磨さんの反応は?
宇野樹さん:
「読んで感想は聞いてないので分かんないです」