最近、撮影だけでなく宅配などにも使えないかと実験が行われているドローン。その操縦を『自動車学校』が教えてくれるというんです。なぜ自動車学校なのか…その裏にある事情がありました。

 名古屋の自動車学校で行われた式典。セレモニーの後勢いよく飛び立ったのは…ドローンです!

 CBC自動車学校では13日ドローンスクールを開校。教習所の広い敷地を利用してドローンの操縦士を育成しようというのです。

 愛知県の自動車学校では初めての試み。でも、なぜドローンに注目したのでしょうか?

CBC自動車学校 西村昌績社長:
「いま、ドローンのスクールは規則がほとんど決まっていない状態で、免許のシステムをきちんと持っているのは自動車学校であります。今後の自動車学校を考えたときにクルマの免許を取るだけでいいのかというのはある」

 本来、車の免許を取るための自動車学校。少子化やクルマ離れの影響で教習生は年々減少しています。

 卒業生はピークだった1990年のおよそ263万人から去年は155万人ほどと4割以上減少、逆風が吹いています。

 そこで力を入れているのが、一度免許を取った高齢者の講習です。

年配の男性:
「高齢者講習(を受けました)、後期高齢者。私ね、車普段乗ってないから緊張する」

年配の女性:
「いろんなことがよくわかりました。注意すべきことが…確認ですね」

 この自動車学校ではほぼ毎日、高齢者講習を実施。相次ぐ踏み間違えなどの事故を防ぐだけでなく、これまでにない需要も生んでいます。

 そして、新たな収益源として期待されるドローン。教官の中にはこんな人も…。

教官:
「自動車の教習もしていますが、ドローンのスクールでもパイロットということで教育操縦士という資格も持っています。自分で安全意識をよりよい形にしていただく。そこはドローンも自動車も同じです」

 受講料は2日間で19万円ほど。当初は教官4人でスタートし、映像の撮影依頼にも応じるといいます。

西村社長:
「愛知県だけでも50を超す自動車学校がありますから、その中でうちだけやっているからすごいでしょうということでなく、自動車学校に対する見方や価値を少しでも高められればと思います」

 自動車学校も多角化の時代。新たな期待を背負うドローンはまだ飛び立ったばかりです。