NHKの番組で世界のネコを撮影して回った岩合光昭さんの写真展が、名古屋・東区で開かれています。

 会場でまず出迎えてくれるのはビーチに寝そべるネコ。撮影地・ブラジル・リオデジャネイロ南東部のコパカバーナビーチで“モテモテ”のネコです。

 中に入ると、ニューヨーク、チリ、チェコ、イングランドなど、岩合さんが世界の16地域で撮影した約170の写真が展示されています。

 岩合さんは、世界の動物を撮影して旅する動物写真家。中でもネコは40年以上にわたって撮り続け、2012年から始まったNHK BSプレミアムの番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」では、世界60カ所以上を訪れました。

 会場には、そんな世界のネコの写真の中から選りすぐりの作品ばかりが展示されています。

 日本人でもなじみの深い童話「赤毛のアン」の舞台、カナダのプリンスエドワード島で撮影された写真は、灯台と自然の真ん中をネコが堂々と歩く姿が…。

 建物と崖の茶がマッチして、美しい古都を感じさせるのはスペインの都市・クエンカ。時間が止まったかのような景色をバックにして切り立った崖に座るネコは、凛々しさが伝わってきます。

 一方、チェコのホシンで撮影された写真は、「おもちゃの国」ならでは。操り人形の、悪魔にすべてをとられてしまう王様をまるで助けようとしているかのような作品です。

 また日本からは香川県高松市の離島・男木島で撮影された作品。男木島は「猫島」としても有名で観光地としても知られています。そんな男木島の写真は、港に集まる大勢のネコを撮影したものです。何もしなくてもネコが集まってきたそうです。

 ほかにも雄大なバリ島の自然を歩くネコや、UAEで早朝の砂漠を闊歩するネコなど珍しい写真がいっぱいです。

 また「ネコグッズ」も販売されていて、商品点数は1000以上。岩合さんが撮影した写真を使った、カレンダーや写真集といった定番商品から、ランチョンマットやポーチなどお気に入りのグッズを探すこともできます。

 このイベントは、2月3日(日)まで、名古屋市東区のテレピアホールで開かれています。

写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」

日時
開催中~2月3日(日) 午前10:00~午後6:00(最終入場は午後5時半)
場所
テレピアホール 名古屋市東区東桜1-14-25