テニスの大坂なおみ選手、ついに“世界の頂点”に立ちました。去年、名古屋で誓った「世界一」。それからたった2ヶ月で実現してしまいました。
大坂なおみ選手:
「大きな目標を掲げるなら世界一を取ってみたい。ぜひナンバーワン、世界一を取ってみたい」
「世界一を取ってみたい」…去年11月、名古屋でこう話していた大坂なおみ選手。そのわずか2ヵ月後、日本人初の全豪オープン制覇を成し遂げ、世界ランキングも1位に。名実ともに世界のトップに立ちました。
大坂なおみ選手:
「メモを読んだのだけど何を言うか忘れてしまいました。皆さんありがとうございます。決勝でプレーすることができて光栄です」
この快挙に名古屋でも…。
(記者リポート)
「こちらには大坂選手の写真と使っているのと同じモデルのラケットが売られています」
店頭には写真とともに、愛用しているヨネックスのラケットが。
スポーツデポ山王店・松田副店長:
「お客さまから大坂選手のモデルのラケット・ウエア・小物関係のお問い合わせが増えています」
このスポーツ用品店では全豪オープン準決勝からすでに「感動をありがとうセール」を開催。決勝後には、ネット上で大坂選手が全豪オープンで着ていたウェアが完売するなど「なおみフィーバー」が過熱しています。
そんな大坂選手、去年11月には名古屋で開かれたエキシビションマッチに登場。満員のファンの前で茶目っ気たっぷりのプレーを披露しました。
さらに年末に放送された東海テレビの番組では、世界のトップとの対戦について…。
大坂なおみ選手:
「無敵のモンスターだと思ったことはなく、そう思えば誰に対しても物怖じせずにいける。多くの人に試合を見てもらうのは、うれしいので重圧は感じません」
この言葉のとおり、世界の強豪を相手に堂々と渡り合い、頂点に立った大坂選手。名古屋市内のテニススクールでは…。
子ども:「すごいと思う」
別の子ども:
「いっぱい練習して目指していきたい」
2か月前からこのスクールに通い始めたという小学6年の女の子は…。
女の子:
「新聞に大坂なおみ選手が載っていてかっこいいなと思って(テニスを)始めました。大坂なおみ選手みたいに速い球が打ててフォームがきれいな選手になりたいです」
テニスラウンジ名西・向井コーチ:
「前回大坂選手が全米オープンで優勝されて女性やお子さまが大坂選手を見てやりたくなったという方がすごく増えていますね。テニスの業界が盛り上がっていくといいかなと思います」
「なおみ効果」でこのスクールでは、無料体験の申し込みがおよそ4倍に。さらに大人たちも…。
男性:
「大坂さんと同じモデルです」
大坂選手のラケットと同じシリーズのものを使っているという男性。テニス仲間もこれまで知りませんでしたが、この日は注目の的に。
テニス仲間:
「知らなかったです、一緒だなんて」
別の仲間:
「娘も知らなかったんだから」
一緒に通う娘さんは大坂選手と同じ21歳。同年代のスターの活躍に勇気づけられたといいます。
男性の娘:
「素晴らしいなって思いました。わたしもがんばろうって」
名古屋でも巻き起こる「なおみフィーバー」。その勢いはとどまる所を知りません。
相手を「無敵のモンスターだとは思わない」…大坂選手が名古屋で語った“世界一”への力
