■“ステーキ戦国時代”…新たなスタイルで勝負の店も

 2月に名古屋市中区栄のセントラルパーク出店した「いきなりステーキ」が、連日賑わいを見せるなど、名古屋市内にはこの1年で39店舗ものステーキ店がオープン。

 ステーキの「戦国時代」ともいえる様相の中、新しいスタイルも登場。驚きの最新ステーキ事情を取材しました。

■名古屋でステーキ店が出店ラッシュ!

 名古屋でいま一番“HOTなステーキエリア”と言われているのが、中区大須の界隈。1グラム単位で自分の好きな量のステーキが食べられることでおなじみの「いきなりステーキ」が去年6月にオープン。

 そして、ボリュームたっぷりのステーキと、そのお肉を使ったどんぶりが人気の「ワイルドステーキ」。

 さらに、溶岩プレートで食べるステーキが評判の「大須deステーキ」など、大須周辺にステーキ店がおよそ10店舗もひしめきあっています。

■激戦区・大須で注目集める「沖縄発!“替え肉”ステーキ」

 その“激戦区”大須で、今注目を集めているのが、2月4日にオープンした「やっぱりステーキ」です。

 沖縄生まれのステーキ店で、愛知県ではこの大須が1号店。取材した平日の夕方も、たくさんのお客さんで賑わっていました。

男性客:
「他のお店に比べるとかなりリーズナブルだと感じます」

別の男性客:
「他のお店にないメニューがあったのでそれは魅力的に見えました」

 お客さんの半数以上が注文するというこのお店ならではのメニューが…迫力満点!看板メニューの「やっぱりステーキ」です。

やっぱりステーキ 比嘉真彦店長:
「牛の肩周辺の、1頭から3kgしか取れない希少部位。ミスジという部位です」

■店長「お客さんの“物足りない”を埋める」

 牛1頭からわずか3kgほどしか取ることのできない、ミスジという希少部位を使用。他の店との差別化するため、あえて希少部位の肉を180グラム1000円で提供しています。

 やわらかく、味も赤身と脂身のバランスがよく、そのボリュームでも食べきれてしますが、この値段設定にお店側は…

やっぱりステーキ 比嘉真彦 店長:
「正直、2000円近くは取らないとやっていけないかなと…」

“赤字覚悟”の大サービス。お店の特徴はまだあります。他店にはない珍しい光景が…。

比嘉店長:
「赤身の替え肉ですね!」

“替え肉”という言葉と共に、新しいお皿がお客さんの元へ。注文があいつぐ“替え肉”…なんと追加のステーキでした!

 このお店では、もう少し食べたいというお客さんの声に応え、ラーメンの替え玉ならぬ替え肉というサービスがあるんです。

 1人前の半分の量を半額で追加注文でき、希少部位のミスジはもちろん、全部で6種類の替え肉がオーダー可能。どのメニューを頼んでも好きな替え肉が食べられるんです。

比嘉店長:
「もう少し食べられたなと思うお客さんに対して、追加注文というのが今までステーキ屋さんにはたぶん無かったんですよ。お客さんのちょっと物足りなかったなというのを埋める替え肉です」

■名古屋発の人気店が新サービス

 次の店は名古屋発の「ステーキハウス インディアンズ」。各地に出店していて、今一番勢いがあるともいわれています。

 そんなインディアンズが名古屋市中川区にオープンしたのが「メガインディアンズ」。一番人気のメニューはやはり、ハラミを使った「インディアンズステーキ」です。

■新たな集客のカギ…使いやすい「キッズスペース」

 しかし、店の看板にもなっている「メガ」とは…。2階にあがるとその答えがわかりました。

リポーター:

「すごい、これまるで遊園地じゃないですか!すごい!」

 そう2階が巨大なキッズスペースになっているんです!メリーゴーランドやジャングルジムなど6種類以上の遊具やおもちゃがあり、もちろん全て無料で遊べます。

女性客:
「子連れには嬉しいです」

男性客:
「お子さんがいる人でも気楽に来られるんじゃないかな」

 名古屋のステーキ店は、メニューだけではなく、お店の作りも進化していました。