■パンナコッタ、ビリー隊長…平成のブーム

 平成もあとわずか…。今そんな平成時代のヒット商品が“リバイバル”して再ブームになっています。

 まずは平成にヒットした商品、街で印象に残っているものを聞いてみると…?

男性:
「パンナコッタ。家で奥さんが作ったりしていました」

 イタリアの洋菓子「パンナコッタ」。平成4年に日本のメーカーが発売し、その後、喫茶店などのメニューにも加わって一大ブームとなりました。

 さらに…。

女性:
「ビリーズブートキャンプ。母がやっていたので一緒にやっていました」

Q.効果はありましたか?
女性:
「そこは聞かないでおいてください(笑)」

 格闘家のビリー・ブランクスさんが軍隊の基礎訓練を取り入れて考案した、短期集中型エクササイズ。「声が小さい!」「お遊びのつもりか?」などと隊長からかけられるハッパがヤル気を起こさせるとブームになりました。

■「チョコエッグ」人気再燃のワケ

 他にも、スーパーファミコンやプリクラなど、平成のヒット商品は沢山ありますが、そんな中、いま、再びヒットしているというのが「チョコエッグ」です。

男性:
「中にカプセルが入っていて、フィギュアとか付録がついているやつ」

女性:
「すごく人気でみんな集めていました。開けて楽しめるのと、思ったものじゃなくてもチョコだし。いっかーみたいな」

 平成11年にヒットし、累計3億3千万個が売れた、たまご型のチョコレート!チョコの中に入っているカプセルを開けると、サルや鳥など生き物のフィギュアが。子供たちに大人気でした。

 再び流行している理由のひとつが『人気キャラクターとのコラボ』!

 昔は動物シリーズしかありませんでしたが、最近ではアニメ・ワンピースの人気キャラクターや、ディズニーとコラボした商品が発売され、子供だけでなく幅広い層に受けているそうです。

フルタ製菓 堂浦可奈子さん:
「人気があるキャラクターや、長く愛されているキャラクターに特化してコラボしています。昔買ってくれた方も、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんになって、3世代で楽しめるような商品企画になっています」

 YouTubeでは、チョコエッグを大量に大人買いし、中のフィギュアを次々と紹介していくシンプルな内容の動画が人気です。各シリーズの中に、必ず1つだけ非公開のシークレットがあるため、それが知りたくて、動画を見に来ているようです。

■「たまごっち」も今売れる…

 そしてもうひとつ、「平成のリバイバル商品」人気なのが・・・懐かしの「たまごっち」!

ビックトイズ 森田岳光さん:
「人気のある商品なので、クリスマスなどのプレゼントにも非常に買っていかれる方は多かったですね。中には親子で買って、親子でたまごっちを育てる方もいます」

 たまごっちといえば、平成9年にヒットした卵型のキャラクター育成ゲーム。発売前夜から徹夜組の行列ができたり、1個二千円ほどのものが数万円で取引されたりするなど、社会現象になりました。

 販売開始から20年で累計8100万個を販売したそんな「たまごっち」も、いま再びブームになっています。

 その理由を探るべく、たまごっちが大好きだという名古屋に住む主婦の方のご自宅へ伺うと懐かしの初代たまごっちがたくさん!

 さらにそれだけではありません。部屋には1300個ものたまごっちコレクションが!そんな長谷川さんに再ブームの理由を聞いてみると…。

長谷川さん:
「見たことあります?大きくなって、しかも赤外線(通信)ができて、もう一つたまごっちがあれば友達と遊ばせたりできるんです」

■進化し続ける「たまごっち」

 リバイバルブームの理由は、たまごっちの「進化」。かつてはただ育てるだけでしたが、平成16年には赤外線通信が可能になりました。

 そして、平成20年には液晶がカラーに。さらに、2018年に発売された最新型にはBluetooth機能が付き、アプリと連動して、タブレットなどで遊ぶことができるようになりました。

長谷川さん:
「子どもたちとおもちゃ屋さんに行ってもまだ、たまごっちもありますし、育てるってことは子どもたちの教育にもいいと思うんですよ。世話をするっていう責任感を小さいうちから学ばせるいい機会だと思います」