陸上界の“イケメンランナー”服部弾馬選手(24)。

服部選手:
「トーエネック所属の服部弾馬です。陸上5000メートルで、オリンピックを狙っています」

 愛知・豊川高校を卒業後、駅伝の名門・東洋大学では箱根駅伝で2度の区間賞に輝いた服部選手。現在はトーエネックに在籍。名古屋を拠点に陸上を続けています。

 そんな服部選手のお部屋を訪ねると…おしゃれなランタンにケトル、本格的なダッチオーブンも!

Q.自分で料理を作るんですか?

服部選手:
「キャンプに行ったら、自分で仕切ってやりたいタイプです(笑)。得意料理はその時次第ですけど、アヒージョはよく作りますね」

 キャンプが大好きな服部選手、実は年間100日以上も山にいるんです。

 岐阜県下呂市・御嶽山の麓、標高1700m。山は山でも、ここは高地トレーニング施設です。

服部選手:
「動き作りひとつでもキツイですね。何回も何回も来ててもキツイことはキツイですね、慣れはしないですね。下に降りたときは酸素が多いので、呼吸はかなり楽な感じがします」

 平地に比べ、20%も少ないという酸素量。チームを率いる松浦監督のもと、この環境で年間100日間以上を過ごしています。

松浦監督:
「できればもっと長く(高地に)行ければいいんですけど、日本の環境で考えるとそれくらいの日数。山に登って来れないときには低酸素ルームに入ったりして高地トレーニングを行ってます」

 山で鍛えた服部選手、一番の武器は終盤のスピード。

服部選手:
「駅伝だと『一気にかわす』とかあるじゃないですか。ラスト200mで爆発的にいけるというのは自分の強みなのかなと思います」

 去年の日本選手権、5000mではラスト200mで勝負に。

 高地トレーニングで培かった心肺機能と、柔軟な走りが生み出す爆発的なスピードで、2位以下を大きく引き離しての優勝!夢だったオリンピックとの距離がぐっと近づいた瞬間でした。

 そして6月末には、王者として迎える日本選手権。およそ400日後に迫った東京オリンピックへの第一歩です。

服部選手:
「2連覇はしたいなと思いますし、13分40秒前後で優勝できればかなりポイントが高いので、オリンピックにもつながると思いますし、そういったシミュレーションもしながら走りたいと思います」

 目標は日本選手権連覇、そしてその先には夢のオリンピックが待っています。