トップ画像の向かって右寄りにいるブタさん、名古屋の味噌カツ店として有名な「矢場とん」のキャラクターで、名前は「ぶーちゃん」。この「ぶーちゃん」がなんとアニメになりました。人気の声優も、大勢参加しています。

■“名古屋めし”の筆頭「味噌カツ」の『矢場とん』が地元舞台のアニメ制作

 6日、矢場とん本店で三代目の鈴木拓将社長が発表したのは、なんとぶーちゃんのアニメ化! 

 タイトルは『大須のぶーちゃん』です。

 舞台は名古屋市中区の大須。鈴木社長の子ども頃のエピソードを元にぶーちゃんが活躍する人情物語。1話10分のストーリーを、あわせて12話制作する予定です。

 大須観音、万松寺、まねき猫…。大須の街が見事にアニメで表現されています。

■『ケータ』、『片桐のん』、『アラレちゃん』、『おそ松』…豪華すぎる声優陣

 そして注目は、豪華な声優陣。

 ぶーちゃんの声を担当したのは、中日ドラゴンズの元監督・落合博満さんの長男で声優の落合福嗣さん。

 他にも、地元出身の豪華声優陣が勢ぞろい。主人公のたくろう役には『妖怪ウォッチ』でケータの声を務めた、愛知県一宮市出身の戸松遥さん。

 姉ちゃん役は『あっくんとカノジョ』で片桐のん役を務めた、愛知県日進市出身の諏訪彩花さんです。

 また、母ちゃん役には『Dr.スランプ アラレちゃん』で則巻アラレ役を務めた愛知県西尾市出身の小山茉美さん。父ちゃん役に『おそ松さん』でおそ松役を務めた愛知県岡崎市出身の櫻井孝宏さんらが参加しています。

■アニメに込めた『矢場とん』の思い…「子どもを喜ばせたい」

 そもそも、ぶーちゃんは昭和22年、創業当時から看板に描かれていた矢場とんのシンボル。そんなぶーちゃんのアニメ化、矢場とんには特別な思いがありました。

 実は矢場とんは、カンボジアに小学校を建設するプロジェクトを実施していて、これまでに5校を開校しました。また、毎週木曜日には「こども食堂」も開催していて、地域の小学生を無料で招待しています。

矢場とん 代表取締役 鈴木拓将さん:
「子どもたちに配るアニメがあったりとか、人情アニメを作りたいんだって、それでじゃあ作っちゃおっかって」

「こどもたちを喜ばせたい」…。ぶーちゃんのアニメは、大須商店街や矢場とんの店内などで上映されます。