フルーツと生クリームとパンの組み合わせでアレンジも登場し人気の『フルーツサンド』。名古屋の店を取材しました。

■いま大人気!フルーツサンド

 名古屋市港区の青果店「ぜんめいや」。いかにも八百屋さんという外観のこのお店にフルーツサンドがあるといいます。

 ドアを開ると漂ってくるいい香り。入ってすぐにたくさんのメロン、そしてリンゴにモモ…新鮮なフルーツが、所狭しと並んでいます。こちらで行列ができるほど人気なのが…。

女性客:
「めちゃくちゃおいしそうで、楽しみにしていました」

男性客:
「このマンゴー食べたいなと思ったんですけど、結構大きいサイズで早く食べたいです」

別の女性客:
「イチゴも甘いしジューシーだし、ここが一番おいしいです」

 お客さんも絶賛のフルーツサンド、一番の人気は『ももかベリー(580円)』(※値段は日によって異なります)。

 “ももかベリー”という希少な品種のイチゴをふんだんに使っていて、大きなイチゴにパンがちょっとくっついているような感じです。

ぜんめいや店長 斎藤章浩さん:
「果物を見て一番いい状態にしてからこのサンドイッチに包むので、とてもおいしくなります」

 ひとくち食べてみるとクリームで口の中がいっぱい。イチゴがやっぱり甘さが強くて、ただクリームは軽いのでグッと入れた後のふんわり感が絶品です。

 他にもメロンを一切れふんだんに使ったサンド『赤肉メロン(450円)』や、みかんを丸々1個使ったサンド『蒲郡ハウスみかん(480円)』も大人気です。(※値段は日によって異なります)

■進化したフルーツサンド…「タピオカミルクティー」もサンドイッチに!

 さらに、この「ぜんめいや」には進化したフルーツサンドが…。

Q.黒いつぶつぶが…
斎藤さん:
「これはタピオカです」

 いま話題のタピオカミルクティーのサンド『フルワッサン(タピオカ・398円』。

 クリームをミルクティー風味に味付けすることで、本物のタピオカミルクティーそっくりな味に仕上げてあります。

 食感は、クロワッサンが最初ふわパリッと来ますが、クリームがミルクティーなので、味わいはすごくしっかりしています。そしてタピオカはもちろんモチモチです。

 こちらのお店のフルーツサンドの販売は火曜、金曜の週2日間限定。さらにタピオカミルクティーサンドは月に1、2回しか並ばないので、ご注意を。

■フレンチのシェフが手掛けるフルーツサンドも

 名古屋駅前の大名古屋ビルヂング内のお店、地下1階にあるカフェ・セレクトショップ併設の「CHARLIE’S(チャーリーズ)」。

 CHARLIE’Sのフルーツサンドはタダモノではありません!

女性客:
「レストランで作ったやつをここで販売してますっていうのを見たんで」

別の女性客:
「フレンチか何かのお店っていう風には聞いていたんですけども、実際食べてみてとても美味しかったのでやっぱりそうだなと」

また別の女性客:
「めっちゃおいしいです。昨日も来てるんですよ。パンの生地も違ってめっちゃ美味しいです」

 連日通ってしまうほどというおいしさ。実は、同じビルにある本格フレンチのお店が作っています。

CHARLIE’S 野村奈央さん:
「3階にあります『メゾン ルパン ミュラ』さん。フランス料理店なんですけども、そちらがご用意して下さっているフルーツサンドです」

 作り方にもシェフのこだわりがありました。

メゾン ルパン ミュラ代表 松村憲一さん:
「パンと生クリームの間に自家製のカスタードクリームを挟んでいるのがこだわりですね」

 フルーツと生クリームと生地が馴染むようにカスタードクリームを使っています。こうすることでフルーツ、生クリーム、パンを1つのスイーツとして味わうことができるようになりました。

 旬のマンゴーが贅沢に入っている『フルーツサンド マンゴー(440円)』はしっとりなめらか。とろりとしたカスタードクリームが生クリームをちょうどよく合わせてくれています。

 そして中のマンゴーは旬ならでは。甘くてフレッシュです。

 様々なアレンジが登場しているフルーツサンド。ブームはしばらく続きそうです。