2022年の北京冬季五輪出場を夢見る次世代のフィギュアスケーター。この週末、全日本ジュニアが開かれ、名古屋出身の選手が「トリプルアクセル」で“競演”しました。
13歳から18歳までの若きトップスケーターが集結する全日本フィギュアジュニア選手権。
地元期待の星は名古屋市の中学2年生・吉田陽菜選手です。

ショートではジャンプに失敗し10位スタートでしたが、フリーでは、冒頭の大技トリプルアクセルを綺麗に決めるなど得点を伸ばし3位に。年末の全日本選手権出場を決めました。

そして優勝したのは、名古屋市出身の河辺愛菜選手。現在は紀平梨花選手と同じ大阪のクラブに所属しています。

試合で初めて決めたトリプルアクセルで勢いに乗ると、その後もミスなく滑りきり、見事初優勝を飾りました。

河辺愛菜選手:
「全部のジャンプが飛ぶことができたので、すごい良かったなって思います。全日本までに少し時間があると思うので、今よりももっと完璧な演技ができるように、もっと練習したいなって思います」

一方、男子。去年優勝の中京大中京高校・壷井達也選手は、トリプルアクセルを2本決めるなど右足首捻挫からの復活を見せましたがショートでの出遅れが響き、4位にとどまりました。

全日本選手権には、地元から河辺選手、吉田選手、壺井選手のほか、浦松千聖選手も出場を決めています。また、河辺選手は来年3月にエストニアで行われる「世界ジュニア選手権」の出場も決めています。