緊急事態宣言が解除され、18日は商業施設や観光地などが営業を再開。少し困ったことも起きています。

 18日の県営名古屋空港。カウンターで手続きをする乗客たち。4月28日以来、3週間ぶりの運航再開です。

福岡へ行く男性:
「仕事です。毎月定期的に一週間九州へ行きますので。やっと行けるかなと、ホッとしています」


 再開されたのは、フジドリームエアラインズの福岡便と新潟便。感染を防ぐため搭乗前に検温を行うほか、座席は4人一列の窓側2席に限られ、隣の客との間隔を1.6メートルほど空けています。

 始発の福岡便に搭乗したのはわずか5人。それでも…。

FDA担当者:
「(再開できて)正直言って嬉しいと思っております。私どもが感染経路になってはいけませんし、お客様が安心してお乗りいただけることが大事ですので、これからだというふうに思っております」


 一方、愛知県と岐阜県のイオンモールは、18日からほとんどの専門店が営業を再開しました。

女性:
「いつ開くのかなと思って、ネットで調べて待っていた」

親子:
「給食が6月1日から始まるんですけど、スプーンと箸を持参するってなったのでそれを買いに」


 岡崎市のイオンモールでは検温や消毒のほか、大型のサーキュレーターでこもった空気を入れ替えます。

 食品売り場では篠島のしらすや知多牛など、コロナで需要が落ち込む地元・愛知の食材を、3割から5割引で販売。休業していた専門店の集客アップも狙います。

 三重県の鳥羽水族館も、営業を再開。

 観客はグループごとに離れて着席、週末など混雑時には入場制限も行います。

男の子:
「(ショーが)すごかった。オレンジのボールにジャンプで当てたりしてた」


 鳥羽水族館では三重県の要請を受け、県外に住む人は入館しないよう呼びかけています。

 しかし、このお願いが守られないケースもありました。

 外出自粛の影響で閑散としていた伊勢神宮。ゴールデンウィーク中の参拝客は去年に比べ、99パーセント減少しました。

 しかし、緊急事態宣言が解除され、18日から閉鎖されていた駐車場の一部が再開されると、大阪や滋賀、さらに仙台ナンバーの車も。

駐車場担当者:
「県外は結構来てますね。どこから来てるかは調べてるんですけど。規制しているわけではないので。一応要請なので、入れるは入れますね」


 少しずつ戻ってきた日常。でも、まだまだ我慢も必要です。